クラムボンが、ものすごいたまらない。どうしてここまで放っておいたのか、本当に不思議なくらいに素晴らしい。声うんぬんだけでなく、リフだったり音の使い方だったり、ギターの音の作り方だったり、いちいちツボにくる。
ただこの良さというのが、きっと若者万人に受けるのかというと、果たしてそうでもないことはよく分かる。分かりやすいのかといえば、随分と分かりにくいのかもしれないし、目立つのかと言われれば、それほど目立たない音楽のように思えるから。
最近の音楽業界の流れが、イマイチ分からない。ドカンとCMをうったりすると、いつのまにか勝手に売れていたりとか、やたら人数がいまくる人達(主にラップ少年達)がいたり、あるいは妙に総てのCDの音圧が異様に高かったり(そりゃ、有線やラジオや他媒体でも音圧が無駄に高いほうが、目立つけれどもさ)。
そんな中思うのは、ラップのリズムや音程があまりにアレな人達は、普段はどういう練習をしているんだろうと、気になったり。まぁ、それでも構わないのかもしれないけれど。
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革も好きだし、化学繊維も好きだし、そういった類でも素敵なのがあるし、欲しいのがある。でも何故か、スッと結局手が伸びてしまうのは、コットン。それはもう、コットンが好きだからとしか理由が見つけられない気もします。

ポーターが作った、MHL(マーガレット・ハウエルのディフュージョンライン)のポーチ。今期のハウエルでは、本家のラインのバッグもポーターが製作していて、それも面白いけれど、コッチはもっと面白い。
大小のポーチのセット。コットンの草木染め。色はこのグリーンぽいイエローか、ブルー。すごくシンプルな形だけれど、使いやすいサイズバランス。大のほうは中に小分けのポケットが4つと、メインの袋。小は中に小分けのポケットが2つと、メインの袋。どちらも、良い出来。
コットンの素材感も良ければ、色もすごく微妙な色合いが素敵。そこに記号のようにMHL.とロゴがプリントされているのも、かえって潔くて良い。
マーガレット・ハウエルは服も巧いけれど、こういう小物も巧い。やっぱり、コットン使いが巧いのかなぁ、と思ってしまいます。
この手ではアーツ&サイエンスの革のポーチセットもすごく良いのですけれど、こっちの魅力が買ってしまいました。価格は正直大差ないので、どちらか迷いましたが。コットンの気軽さが勝ったのかなぁ。
まだ在庫としては残っているはずなので、気になる方は実物を是非。バッグインバッグとして、あるいはこまごましたものを纏める小物入れとして。いずれにしても、素敵な袋です。
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あることを決める。決めるということは、大きなことだ。決めたからといって、それが生活にどういう影響を与えるのかは分からないけれど、決めたからには嘘を吐くことは出来ない。ダンス・ダンス・ダンス、ステップ・ステップ・ステップ。