「舌打ちするのって、私はキライだな」。僕はさほど育ちが良い人間でもないので、ついそういうこともしてしまうことがあるのですが、どうにも。




 「舌打ちはやめなさい」と注意をされるよりも、よっぽど効き目がある注意の仕方だ、これは。まぁ、それは人それぞれ感じ方があるのかもしれないけれど。少なくとも僕は「あぁ、やめましょうか」という心持ちにはなる。




 無論、内容や人にもよるのだけれど、基本的には人がキライだと思うようなことはやらないようにしたいとか、思う。それにしても、ある意味で操られているなぁと思う。たぶん、「私はキライだな」と言ったほうが、僕が考えるって分かって言っている。




 ともあれ、そういう風に言ってくれる人が周りにいるということは、すごく幸せなことなのかもしれない。




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 いろいろなところの豆を飲もうとは思うけれど、結局落ち着くのは森彦と、いつもの豆屋。ブレンドは森彦だし、ストレートはいつもの。でもその中に、一石を投じてくれそうな感じが。




谷中コーヒー


 谷中コーヒー。生豆の状態で豆を保存していて、頼むと100g単位(生豆の状態なので、煎ると少し目減りします)でその場で機械で煎ってくれるのです。もちろん、機械の良し悪しっていうのは意見あるところですが、それにしても目の前で煎ってくれるのは、面白い。




 鮮度は抜群になります。ただ思ったのは、豆が気持ちよく膨らむには、鮮度だけでなくやはり煎りの上手さも関わるということ。今回は谷中コーヒーさんで、グァテマラとネパール(ナチュラル)の豆を買ったのですが、ネパールはすごく良い膨らみを見せたものの、グァテマラは至って普通。




 鮮度も良く、煎りも程度が良い豆が膨らむ、ということでしょうね。鮮度だけじゃない。




 ところでネパールの豆はすんごく良い。ナチュラルだからというのもありますが、香りがグンと来る。もの凄く個性的。系統でいえば、明らかにエチオピアなのですが、そこよりも幾分土臭いような、感じか。




 谷中コーヒーの良いところは、煎るという側面だけでなく、常備している豆の産地がとても多いこと。どれが楽しいかなぁ、と選り取り見取り。本当に迷ってしまって、大変です。




 価格は相場よりもちと高め。ある意味で贅沢品といえるのかもしれません。まぁそれでも、谷中を訪れる際は必ずよって、豆を買おうと思えます。




 ちょっと変わった豆が欲しい方、是非。




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 明日はどうなるかなぁと想う。朝、笑顔であれば良いなぁと想う。別にこれといって大したことはなくてよいから、笑い合えれば良いなぁと想う。そうだ、今日は、ちょっとだけ早めに眠ろう。     arlequin