海に佇む夢の国は、やはりいかにも凄いところ。村上春樹的に言えば、「ソフトでやわでわざとらしくて子供向きで商業主義的でミッキーマウス的なところ」だけれど。



 確かにその通りの場所で、否定する気は全くないのだけれど、それの何がいけないのか、と思う。意味の無い楽しみを含めて、夢の国には魅力があるわけで。



 あそこは、楽しもうと思っている人だけが思いっきり楽しめる場所で、「そんな気はないけれど、結果的に楽しい」とかの感じではない。無論、中にはそういう経験をした人もいるのかもしれないが。




 僕は目に見えてテンションが上がるタイプではないけれど、非常に楽しんで。いいなぁ、うん。




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 仕事後、久々に(といっても定期的に会っているからそんな感じはしないが)友人と会う。野暮用があったのと、とあるモノを頂くため。




 モノをいただきながら、しばし雑談。夕飯ではなく、なぜかパフェを食べながら。近況を話したり、悩みを話したり、あるいは下らない話をしたりする。




 とりわけ、「言葉や数字やコードには色や形があるよね」というトコロでテンションが上がる。そうなのですよ、それぞれの言葉にも、数字にも、コードにも何かしら色や形やあるいは匂いがあったりする。そういう、感覚。




 例えば、Bフラットは僕の中では青だし、Eは黄色いし、Gは黒いし、Aは赤い。2は楕円形だし、4は針のように尖っているし、9は不安定な要素を持っている。「厳か」は濃いグレーで四角いし、「ひそやか」は澄んだ薄めの青で平坦だし、「ゆるやか」はパステル調の黄色か緑で煙状のような感じだ。




 って言い出すと何でもそういうイメージがつけられるというか、その言葉や数字やコードにパッとした瞬間に出会って、何を意識するでもなくまずサッと思い浮かぶイメージというのが、そういうのに近い。無論、その後に様々なイメージが付け加えられるので、日常においては複合体としてのイメージになるのだけれど。




 ま、そういう会話が成立ち、話が通じるのはすこぶる良い。普通、そんなこと言ってもとりあってくれないものなぁ。ところどころに、余計なネタを挟んでも大丈夫だし。




ソーエ


 頂き物はこれ。ええ、ぬいぐるみですとも。もやしもんのA・ソーエちゃんですね。A・オリゼーくんと共に手に入れたそうなのですが、ワガママいってソーエちゃんを貰うことに。なんとまぁ、愛くるしいことか。




 これが、そうとう大きいんですよねぇ。でも、もの凄い可愛い。角を掴むのも良いし、ぐにぐにと顔を押すのも楽しい。そしてどでかい顔の下にちょこんとあるボディと短い手がたまらない。




 我が部屋の主として、鎮座してもらいます。といえども、僕の中ではソーエは女子なので大切に、大切に。オリゼーが男子です。我が家へ嫁入りです、ソーエ。




 あー、オリゼーも欲しいな。




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 アーツ&サイエンスから5周年のカードが届いていて。こういうことを丁寧にやってくるのが、やはりまた好きなところでもある。なんか5周年記念のなんかも作っているみたいなので、販売日になったらちょいと代官山へまた行こうかな。たぶんお菓子とか、キャンドルとか、バッグとかそういう類じゃないかとは思うけれど。……あ、ちょうどその頃にはてぬぐいの一次デザインがあがってくるころか、丁度良い。     arlequin