今日は宝塚デー。
元々取れていたチケットに合わせて、
別公演のチケットを買い足し、ハシゴすることにしました(笑)
さて、1つめは
東京宝塚劇場の花組。
ME AND MY GIRL。
再演モノでぶっちゃけおなかいっぱいの作品ですが、
みんな大好きみりおちゃん(明日海りお)なので行くしかないっしょ。
下町で育った名門貴族の世継ビルが一人前の紳士に成長するまでを、
恋人サリーとの恋物語を絡めた作品。
ヘアフォード伯爵家の後継者ビルのみりおは、
どうしても下町のイメージがなく、
最初っからいいとこのぼっちゃんなのよね。
無理に軽い言葉を話してるようにしか見えなくって。
いつも優等生でなんでもこなすみりおですが、
すごい頑張ってそうに見えたので、
この役大変なのかなぁ~と。
サリーのかのちゃん(花乃まりあ)
とってもよかった。
自然でみりおとの息もぴったり。
歌も申し分なくて、歴代のサリーの中でもなかなかだったと思う。
作品の中にはほかに2組のカップルが。
当主の妹、マリア公爵夫人のべーちゃん(桜咲彩花)と
後見人のジョン卿のキキ(芹香斗亜)
10年目のべーちゃんが公爵夫人の役かぁ~と思ったけど、
さすが達者なべーちゃん。
気品溢れる公爵夫人がぴったりでした。
キキも役柄でいったらだいぶ年上の役。
でも、違和感なく、
彼女がここまで成長するとは思わなかった。
前回の新源氏での歌もよかったし、頼もしい2番手になったね。
公爵夫人の甥ジェラルドのマイティ(水美舞斗)と
同じく姪でジェラルドのフィアンセ、ジャッキーのゆずかれー(柚香光)
ジェラルドはそれこそ苦労を知らない金持ちのボンボン。
誰が演っても同じようなイメージだけど、
今回も残念ながら同じだった。
マイティがいけないんじゃなくて、この役がいけないんだと思う。
フィアンセがいるのに、財産目当てにビルを誘惑するジャッキーのゆずかれーは、
男役というのを忘れるくらい活き活きとキュートに演じてて好感触。
どうしても歌が地声を張り上げるようになってしまうので、
ノドを潰しそうで聴いてる側がつらい。
この作品の狂言回し的な役で欠かせない
弁護士のパーチェスターはまゆ(鳳真由)
この公演で退団の彼女。
新公主役をし、路線にいた彼女ですが、
途中ちょっとどうした?って方向に行き今回の退団。
パーチェスターは、宝塚の名脇役、未沙のえるさんが演じたイメージが強く、
なかなか難しい役だったと思うけど、
さすが達者な彼女。大役を自分のものにしていました。
MEは役がこの程度で、
他はほぼその他大勢。
あえて触れるまでもないので。
なので、今回メインキャストがWキャスト。
ジェラルド=キキ(芹香斗亜)
ジャッキー=ちなつ(鳳月杏)
マリア公爵夫人=せんなさん(仙名彩世)
ジョン卿=あきら(瀬戸かずや)
パーチェスター=ゆずかれー(柚香光)
つまり、2番手のキキはジョン卿とジェラルド、
3番手のゆずかれーはジャッキーとパーチェスターを。
他の人はまだメイン以外のときは負担の少ない役どころだけど、
この2人はなかなかのセリフ量を憶えなきゃならない。
キキが演ってもジェラルドはジェラルドだと思うけど、
ゆずかれーのパーチェスターは観てみたかった。
それにしてもご苦労様だわ。