全英チャート1位記念 Rolling Stonesの全英で発売された24枚のアルバム紹介
(オリジナルアルバム23枚とカバーアルバム1枚で24枚)
Bealtesもそうですが、60年代の初めは全英盤と全米盤が違っています。同じタイトルでありながら収録曲が違っているためここでは全英盤を紹介します。
1: The Rolling Stones 1964年全英1位
Rolling Stonesのデビューアルバム。「Not Fade Away」(全英3位、全米48位)、「Tell Me(You're Coming Back)」(初の全米Top40ヒット24位)が収録されています。
2: The Rolling Stones No.2 1965年全英1位
「Time Is On My Side」(全米6位)が収録されています。
3: Out Of Our Heads 1966年全英2位
ややこしいですが、全英バージョンには「Heart Of Stone」(全米19位)が収録。
全米バージョン(全米1位)には「The Last Time」(全米9位)、「(I Can't Get No) Satisfaction」(全米1位)が収録されています。
4: Aftermath 1966年全英1位
全英バージョンには「Paint It Black」(全英1位、全米1位)が収録されていません。
5: Between The Buttons 1967年全英3位
全英バージョンには「Let's Spend The Night Together」(全英3位)「Ruby Tuesday」(全米1位)曲が収録されていません。
Beatlesもそうですが、アルバムとシングルが分けて考えられていたため大ヒット曲がアルバムに収録されず、後にシングルを集めたアルバムがリリースされていました。
そしてここからは全米、全英とも同じバージョンがリリースされることになります。
6: Their Satanic Majesties Reques 1967年全英3位 全米2位
Beatlesの『SGT Peppers Lonely Hearts Club Band』を意識したトータルアルバムで、「She's A Rainbow」(全米25位)が収録されています。
7: Beggars Banquet 1968年全英3位 全米5位
ロックの名盤として紹介されることが多いのがこのアルバムです。トイレの落書きのジャケットでも有名。オープニングの「Sympathy For The Devil」、「Street Fighting Man」(全英48位 後にRe Cutされて全英21位)が収録されています。
8: Let It Bleed 1969年全英1位 全米3位
ここからは知名度の高い名盤が並びます。オープニングが「Gimme Shelter」、ラストが「You Can't Always Get What You Want」とStonesの名曲が並びます。
以上が60年代のRolling Stonesの全英アルバム8枚でした。ちなみにアルバムには収録されていないRolling Stonesのシングルヒットの代表曲はこんな感じでした。
It's All Over Now 全英1位 全米26位
Little Red Rooster 全英1位
The Last Time 全英1位 全米9位
(I Can't Get No ) Satisfaction 全英1位 全米1位
Get Off My Cloud 全英1位 全米1位
As Tears Go By 全米6位
19th Nervous Breakdown 全英2位 全米2位
Paint It Black 全英1位 全米1位
Have You Seen Your Mother ,Baby,Standing In The Shadow? 全英5位 全米9位
Ruby Tuesday 全米1位
Jumpin Jack Flash 全英1位 全米3位
Honkey Tonk Women 全英1位 全米1位
9: Sticky Fingers 1971年全英1位 全米1位
「Brown Sugar」(全英2位 全米1位)のヒットを放った大ヒットアルバムです。他に「Wild Horses」(全米28位)「Bitch」が収録されています。このころから舌を出す口のロゴが登場してきました。
10: Exile On Main St. 1972年全英1位 全米1位
Rolling Stonesのアルバムの中で最も高い評価なのがこのアルバムで、2枚組でありながらそれぞれ起伏ある構成が魅力です。「Rocks Off」「Happy」(全米22位)といったハードなナンバーにシングルヒットした「Tumbling Dice」(全英5位 全米7位)が収録されています。
11: Goats Head Soup 1973年全英1位 全米1位
全米チャートで7枚目の1位を獲得したバラード「Angie」(全英1位 全米1位)が有名なアルバムです。「Doo Doo Doo Doo Doo(Heartbreaker)」(全米15位)も収録されています。
12: It's Only Rock 'n Roll 1974年全英2位 全米1位
アルバムタイトルトラック「It's Only Rock n Roll」(全英10位 全米16位)のヒットや「Ain't Too Proud To Peg」(全米17位)のヒットが有名なトータルアルバムです。
13: Black And Blue 1976年全英2位 全米1位
「Hot Stuff」(全米49位)、「Fool To Cry」(全英6位、全米10位)のシングルヒットを収録するアルバムです。個人的には涙なしでな聞けない「Fool To Cry」は名曲。
14: Some Girls 1978年全英2位 全米1位
70年代後半のディスコブームを意識した「Miss You」(全英3位 全米1位)や「Beast Of Burden」(全米8位)「Respectable」(全英23位)、「Shattered」(全米31位)とシングルヒットを連発して全米で600万枚を売り上げる大ヒットとなりました。
以上が70年代に発売されたアルバムです。70年代は名盤が続き、シングルヒットもコンスタントに出た時期でした。
15: Emotional Rescue 1980年全英1位 全米1位
引き続きディスコサウンドに影響を受けたアルバムで裏声で歌う「Emotional Rescue」(全英9位 全米3位)、「She's So Cold」(全英33位 全米26位)がシングルヒットしました。
16: Tatto You 1981年全英2位 全米1位
「Start Me Up」(全英7位 全米2位)、「Waiting On A Friend」(全英50位 全米13位)、「Hang Fire」(全米20位)とシングルヒットを連発して全米だけで400万枚を売り上げた大ヒットアルバムです。
17: Undercover 1983年全英3位 全米4位
MTVの人気によりブリティッシュインベイジョンが巻き起こった中でリリースされて、銃でメンバーが殺し合う映像で放送禁止になった「Undercover Of The Night」(全英11位 全米9位)がヒットしています。
18: Dirty Work 1986年全英4位 全米4位
リアルタイムに追いかけたのがこの頃で、「Harlem Shuffle」(全英13位 全米5位)、「One Hit (To The Body)」(全英80位 全米28位)のヒットが収録されています。
19: Steel Wheels 1989年全英2位 全米3位
この頃はメンバーのソロ活動も順調で、60年代に活躍したバンドがわだかまりも経て集まるということで話題に。今回のアルバムリリースの雰囲気そのままでした。アルバムは80年代のポップな時期が落ち着いた頃にマッチしていた力作で「Mixed Emotions」(全英36位 全米5位)、「Rock And A Hard Place」(全英63位 全米23位)、「Almost Hear You Sigh」(全英31位 全米50位)が収録されています。個人的には「Almost Hear You Sigh」が好きでした。
以上が80年代に発売されたアルバムでした。60年代のバンドがアルバムのみならずシングルヒットも現役で放っていてこの時点でも話題でした。
20: Voodoo Lounge 1994年全英1位 全米2位
90年代オルタナティブロック全盛の中で存在感を示したアルバムで、ロックシングルが少なくなる中で「Love Is Strong」(全英14位 全米91位 全米Main Rock 2位)、「You Got Me Rocking」(全英23位 全米Main Rock 2位)「Out Of Tears」(全英36位 全米60位 全米Main Rock 14位)のシングルヒットを放っています。このアルバムから最新作までDon Wasがプロデュースに関わっています。
21: Bridge To Babylon 1997年全英6位 全米3位
「Anybody Seen My Baby?」はStones節も聞かせながら最新の音楽ヒップホップも取り入れるナンバーで全英22位 全米Main Rock 3位のシングルヒットとなりました。この曲はK.D.Langが作曲。
以上が90年代に発売されたアルバムでした。オルタナロック全盛の中で存在感を出していたのが印象的でした。
22: A Bigger Bang 2005年全英2位 全米3位
2000年代に発売されたのがこの1枚でした。今回アルバムが発売されるまでオリジナルアルバム最後とされていました。「Streets Of Love」が全英15位を記録しています。
23: Blue & Lonesome 2016年全英1位 全米4位
2010年代に発売された1枚。カバーアルバムで1953年 Buddy Johsonのカバー「Just Your Fool」などが収録されています。
24: Hackney Diamonds 2023年全英1位 全米?
そして2020年代に発売されたのがこのアルバムでした。
ということでRolling Stonesの全英で発売されたオリジナルアルバム23枚とカバーアルバム1枚の紹介でした。