Groove Songs Playlist Vol.2
グルーブ感のある曲をプレイリストのように並べる企画を始めたいと思います。いろいろと鬱屈するような昨今、ちょっとでもスッキリしながら、洋楽の魅力をを感じてもらえればと思います。
Let's Groove / Earth Wind & Fire
今回はシカゴで結成されたR&BバンドEarth Wind & Fireの1981年に全米3位に輝いた大ヒットナンバーから始めましょう。アルバム『Rise!』のオープニングナンバーでこれから始まるぞというワクワク感のあるグルーブソングです。中盤の転調からの展開が素晴らしい。
Get Down On It / Kool & The Gang
70年代から80年代に大活躍したニュージャージーはJersey Cityで結成されたR&BバンドKool & The Gangの13枚目のアルバム『Something Special』からカットされて1981年に全米10位のヒットを記録しています。ホーン隊の絡みが素敵なファンクソングです。
Walking Into Sunshine / Central Line
ロンドンで結成されたR&BバンドCentral Lineの1981年に全英チャートで42位、全米のダンスチャートで5位のヒットを記録したナンバー。軽快なシンセサイザーの刻みが楽しいナンバーで、George Michaelを始めサンプリングされたりしています。
Fantastic Voyage / Lakeside
オハイオ州Daytonで結成されたファンクバンドLakesideの1980年のアルバム『Fantastic Voyage』からカットされて全米チャートで55位、全米R&Bチャートで1位を記録しています。この曲をサンプリングしたCoolioの「Fantastic Voyage」は1994年に全米3位のヒットを記録しています。
Turn Your Love Around / George Benson
ペンシルバニアはピッツバーグ出身のジャズアーチストGeorge Bensonの1981年に全米5位を記録したナンバー。TotoのSteve Lukatherのピアノのメロディが印象的なダンストラックで、特にイントロは数多くの曲で使われています。
A Night To Remember / Shalamar
ロサンゼルスで結成されたR&BバンドShalamarの1982年に全米44位を記録したナンバー。順位以上に人気があるナンバーで911が1996年に、Liberty Xは2005年にカバーしてヒットしているほかにMary J Bligeのバージョンも存在しています。
Over Like A Fat Rat / Fonda Rae
ニューヨークはOssining出身のシンガーFonda Raeの1982年に全米Club Partyチャートで22位を記録したナンバー。Eric B & Rakim,SWV,Master P,De La Soulなど90年代に数多くのラッパーやR&Bアーチストにサンプリングされている定番ソング。
Forget Me Nots / Patrice Rushen
ロサンゼルス出身のR&BシンガーPatrice Rushenの1982年に全米23位を記録したナンバー。軽快なベースが素晴らしいナンバーですが、George Michaelの「First Love」やWill Smithの「Men In Black」のサンプリングで有名です。
Super Freak / Rick James
ニューヨーク州Buffalo出身のR&BアーチストRick Jamesの1981年に全米16位を記録したナンバー。この曲を有名にしたのは1990年のMC Hammerの「U Can't Touch This」(全米8位)のヒットで、2022年にはNicki Minajの「Super Freaky Girl」が全米1位を記録しています。
All Night Long / Mary Jane Girls
今回のラストはロサンゼルスで結成されたR&BグループMary Jane Girlsの「All Night Long」で締めましょう。1983年に全米101位、全米ダンスチャートで8位と地味なヒットですがGroove Theoryの「Tell Me」、LL Cool Jの「Around The Way Girl」、Mary J Blige「All Night Long」と数多くの曲にサンプリングされています。作曲プロデュースは「Super Freak」のヒットを放ったRick Jamesでした。