2011年全米アルバム初動 ベスト20 | ver.5 - 洋楽チャートをデータと共に

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2011年全米アルバム初動枚数ベスト20



2011年もこれで最終週まで終わりましたので、2011年の全米アルバム初動枚数(発売した週にどれだけ売れたのか)Top20を発表します。アーチストの勢いがそのまま出る初動枚数。今年どのアーチストが勢いがあったのか。


2006年初動枚数ベスト20
2007年初動枚数ベスト20
2008年初動枚数ベスト20
2009年初動枚数ベスト20
2010年初動枚数ベスト20


■ History 1997-2010までの初動1位


1997年 Seventh / Garth Brooks 897,000
1998年 Double Live / Garth Brooks 1,085,000
1999年 Millenium /Backstreet Boys 1,130,000


2000年 No Strings Attached / Nsync 2,415,000
2001年 Celebrity / Nsync 1,879,955
2002年 The Eminem Show / Eminem 1,300,000
2003年 Get Rich or Die Tryin / 50 Cent 872,000
2004年 Feels Like Home / Norah Jones 1,022,149
2005年 The Massacre / 50 Cent 1,140,000
2006年 The Breakthrough / Mary J Blige 727,000
2007年 Graduation / Kanye West 957,000
2008年 The Carter Ⅲ/ Lil Wayne 1,006,000
2009年 I Dream A Dream / Susan Boyle 701,000
2010年 Speak Now / Taylor Swift 1,047,000


■ 2010年初動枚数 11-21


最近はめっきり初動枚数が低くなっていて、20万枚超えもわずかになりました。19万7000枚で3枚がありましたので初動順位別として21位までの発表とします。


11: Wasting Light / Foo Fighters 235,000 1位 (4月30日)
12: I'm With You / Red Hot Chili Peppers 229,000 2位 (9月17日)
13: Michael / Michael Jackson 228,000 3位 (1月1日)
14: Here And Now / Nickelback 227,000 2位 (12月10日)
15: Cole World : The Sideline Story / J.Cole 218,000 1位 (10月15日)
16: Under The Mistletoe / Justin Bieber 210,000 1位 (11月19日)
17: El Camino / The Black Keys 206,000 2位 (12月24日)
18: Lasers / Lupe Fiasco 204,000 1位 (3月26日)
19: Clear As Day / Scotty McCreery 197,000 1位 (10月22日)
20: Rolling Papers / Wiz Khalifa 197,000 2位 (4月16日)

21: Talk That Talk / Rihanna 197,000 3位 (12月10日)


大物ロックバンドの名前が連なる中で、新顔もチラホラと目立ちます。シングルでは大ヒット連発のRihannaは前作が207,000枚で3位登場。今回は197,000枚で3位登場と大爆発とはいかないようです。

ちなみに年末にアルバムが売れまくっているMichael Bubleの『Christmas』ですが、初動枚数では141,000枚でした。


Christmas / Michael Buble 141,000 3位登場 (11月12日)


それでは10位から順番に発表していきます。


10: F.A.M.E. / Chris Brown 270,000 1位 (4月9日)

F.a.M.E./Chris Brown
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R&B男性ボーカルとしてはUsherの2番手的なポジションにあったChris Brownですが、今回のアルバムで一気にブレイクしました。内容も充実していて、シングルヒットも連発。Chris Brownの時代がやってきたというのを感じさせます。


9: Femme Fatale / Britney Spears 276,000 1位 (4月16日)

Femme Fatale/Britney Spears
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Lady Gaga以降のデジタルポップの流れをBritney Spears流に解釈したアルバムで、クオリティの高いアルバムに仕上がっています。「Hold It Against Me」が全米1位を獲得しました。


8: 4 / Beyonce 310,000 1位 (7月16日)

4/Beyonce
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Jay-Zとの結婚から妊娠の発表。マスコミを賑わせる一方で、アルバムは1位を獲得し、シングルカットも精力的に出してきました。シングル的にはビッグヒットとは行きませんでしたが、曲は充実していて個人的にはBeyonceのアルバムの中でも一番良いのではないかと思っています。


7: Own The Night / Lady Antebellum 347,000 1位 (10月1日)

Own the Night/Lady Antebellum
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人気のカントリートリオの最新作が7位でした。昨年の『Need You Now』は2010年の初動ランキングで5位でした。今年も相変わらずの高い人気がありました。


6: 21 / Adele 352,000 1位(3月12日)

21/Adele
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今年はAdeleの年として記憶に留められるでしょう。この週のチャートインから12月31日まで売れ続けました。初動は35万枚ですが、前作のデビューアルバムがそれほど売れていない状況を考えれば、この初動枚数は素晴らしい数字だと思います。本国の全英でも1位。ソウルフルなボーカルがアルバム全体に溢れる名盤です。「Rolling In The Deep」「Someone Like You」が全米1位を獲得。


5: Watch The Throne / Jay-Z Kanye West 436,000 1位 (8月27日)

Watch the Throne/Kanye West & Jay-Z
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人気ラッパーが組んだコラボアルバムが5位に登場です。もともとJay-Zに見いだされたKanye Westで、お互いのアルバムに登場しあう関係でしたが、フルアルバムでは初めての試み。「Ni**as In Paris」がTop10ヒットを記録しました。


4: Mylo Xyloto / Coldplay 447,000 1位 (11月12日)

Mylo Xyloto/Coldplay
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『X&Y』『Viva La Vida』と世界的なセールスを記録していたColdplayの最新作が登場。ポップでカラフルなアルバムに仕上がっていて、「Every Teardrop Is A Waterfall」「Paradise」がシングルヒットしました。


いよいよTop3の発表です。


3: Take Care / Drake 631,000 1位 (12月3日)

Take Care/Drake
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カナダのラッパーDrakeの新作が3位でした。昨年発売されたアルバムに引き続き高い初動を記録する今旬のアーチストの一人でしょう。「Marvin's Room」「Headline」「Take Care」「Mame Me Proud」がシングルヒット。


2: Tha Carter Ⅳ / Lil Wayne 964,000 1位 (9月17日)

Tha Carter IV/Lil Wayne
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2008年のタイトルホルダーの登場。100万枚超えはなりませんでしたが堂々の96万枚の初動を叩き出しました。前作以上のシングルヒットを連発して「Blunt Blowin」「6 Foot 7 Foot」「She Will」「How To Love」「John」「Mirror」がTop40ヒットを記録。


1: Born This Way / Lady Gaga 1,108,000 1位 (6月11日)

Born This Way: Int’l Deluxe Edition/Lady Gaga
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そして2011年の初動1位はLady Gagaでした。注目作が少なかったとはいえ去年のTaylor Swiftを凌駕する初動は圧巻でした。世界的にもかなりの売り上げを記録して、日本でもGaga様とお茶の間の話題になりました。タイトルトラックが全米1位を記録しました。


ということで2011年の初動ベスト20でした。