医療費 | がんナースのおし(も)ごと

がんナースのおし(も)ごと

検診では見つからなかった進行浸潤がん(子宮腺扁平上皮がん)と、検診で見つかった早期大腸がん。そんな2つのがん経験者ナースの、日常や生き方を綴っています。

私ががん患者さんと関わって、最も理不尽に感じたこと。

それは医療費かお

がんにかかると、莫大な医療費が必要になる。

入院、手術。
化学療法に放射線療法。
内服抗がん剤やホルモン剤も、本当に高値

高額医療制度があるといえども、がん患者さんは、生きてる限り、医療費は尽きない。
治療代に検査代

治療費、検査費用が尽きてしまい、治療を断念した患者さんをたくさんみてきた。

病院にもぅ来れない。
検査代が払えない。

と通院を断念してしまった患者さんもおられたしょぼん

本当に悲しい現実

一生懸命働いて、健康保険も払い、なのに医療費がもたない。

一方で、生活保護受給者は、何のためらいもなく、最新治療も受けれて、お金の心配などない。
不必要であったとしても、湿布薬や睡眠薬、いくらでも持って帰る。

語弊があるかもしれないが、生活保護受給者の批判をしてるわけではない。
本当に働けない人、
本当に受給しないと無理な人が実際おられるのは仕方ないこと。

でも、明らかに働けると思える人が、堂々と生活保護だから!と言い回ったり、お酒やタバコ、嗜好品を楽しみながら治療を受けるのは、納得がいかない

75歳以上の後期高齢者の方々も、治療ができるならばそれは、もちろん受けるべきだと思う。

でも、病院を検診センターのように扱い、
『どうもないんだけど、○○の検査もしててほしい。』
と、健康保険を使い、不必要な検査をお願いするのもどうかと思う。

だってそれはみな、国や自治体のお金だから。
本当に必要な医療を、本当に必要な人達が、何の心配もなく受けれるようになったらいいのにガーン


子どもや、まだまだ今から働かないといけない世代、そんな方達が必死に働いて、なのにお金が続かないと治療を迷い、断念し、命を縮める現状があるということをここで伝えたい。

がん患者はお金がかかるガーン

もっと平等に、治療ができるようにならないかな汗汗

お金の切れ目が、命の切れ目

のような現状があるのは事実

化学療法を受ける上で
『こんなにお金を使って、実際、夫(妻)はどう思ってるのか。
申し訳ない。』
と言われるのは、若い世代の方々。

どこまで生きれるかわからないのに、お金を無駄に使ってるんではないか?

このお金を残しておいた方がよいのではないか?

そんな相談を受けてきたが、実際自分ががんになり、本当にその気もちがわかるショック!

そして・・・。

生命保険、がん保険。

これは本当に必要であるかお

がんと診断されたら数百万おりるがん保険も、すぐになくなる金額だと思った

なんか、シビアな内容になってしまいましたが、これから保険を考えてる方々、
本当にがん保険は入っててくださいクローバー

規約もしっかり読んで、
上皮内がんは出ない。とか、
がんと診断は一度のみの支払い。とか、
抗がん剤治療費は出ないとか。

驚くほどの色んな制約された規約が、小さな字で沢山書かれてるので、
そんなん、聞いてないよー!となることが多々あります
よーく見て、よーく聞いて、よい保険に入ってくださいね黄色い花
(また良い保険も、これまた賭け金も高く、お金の問題になるんですが)