病理結果 | がんナースのおし(も)ごと

がんナースのおし(も)ごと

検診では見つからなかった進行浸潤がん(子宮腺扁平上皮がん)と、検診で見つかった早期大腸がん。そんな2つのがん経験者ナースの、日常や生き方を綴っています。

乳がん友達 エミから言われてた言葉

『治療はこれからやで。
手術は、あくまでも癌を取り切るだけやから!これからが厳しい闘いやからな!』

確かにそうだ

でも、卵巣&子宮&リンパ&靭帯やらの付属臓器を取る大きな手術して、
血栓やら腸閉塞を恐れ、
リンパ浮腫のリスクを背負い、
排尿障害も経て、
まだ今から・・・

かなりのエネルギー使うやなぃかぃ。

と思いながら覚悟してた。

有難いことに、エミが可愛いウィッグやら帽子(抗がん剤による脱毛グッズ)を購入してくれてた

めちゃくちゃ可愛いから、楽しみにしとけよーと
エミ、ありがと

結果を知らされるその日がやってきた。

腺扁平上皮癌・・・。
術前診断から変わることもある。

ドキドキ

相変わらず腰が引いN先生。

『病理の結果ですが。
術前診断通り、腺扁平上皮癌でした。
大きさも、術前から知らせていたサイズでした。
何十個も取ったリンパも転移なし。
靭帯やら付属臓器も転移なし。
断端部取り残しなし。
綺麗に取りきれてます。
だから、追加治療は行わない方針でいきますね。』

え?追加治療ないの?

嬉しいことなのに、覚悟してたから拍子抜け

『この疾患は、手術で取り切ることが第一の治療なんです。
そしてこの結果の場合は、追加治療をしてもしなくても、結果は変わらない。
ならば、しない方向でいこうと思います。』

と、N先生

腺癌は転移しやすく、タイプが悪いから、どちらにしろ予防のために追加治療が必要だと思ってた。

そうなんや・・・。
ここは素直に喜ぼう

と思ったのもつかの間

『他に変わったことない?』

『あ、昨日から恥骨が痛いんです。』

と、N先生。
顔色がかわる。

『骨転移があるかもだから、MRIしましょう。』

次は私

『一ヶ月前に転移検索して、何もなかったのに、今転移とかあるんですか?』

『考えれますよ。何しろ、悪いものですから。』

そうなんや

てなわけで、またもや検査することになりました

やはり、ただでは終わらない私

エミ、やっぱ、脱毛グッズ置いててなぁ

サンタブーツに被せて保管します