私が『アンネの日記』を読んだのは
おそらく小学生のときのこと。
読後の衝撃は今でも覚えているが
あの隠れ家の舞台がオランダだったということは
私の記憶からすっかり抜け落ちていた。
ヨーロッパの、どこか遠いとおい国の。。。
王冠1
その隠れ家に、自分が訪れる日が来ようとは
夢にも思っていなかった。
そう、あの隠れ家は
ここアムステルダムにあったのだ。

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アンネ・フランク1
隠れ家はミュージアムとして
入口こそ近代的な造りになっているものの
そのままの状態で保存されていた。
王冠1
隠れ家への秘密の入口となった
からくり式の本棚。
家具のない暗く狭い部屋。
残されていたのは
壁のアンネたちの背くらべの跡と
何枚かの写真・ポスターに、地図だけ。
自ずとひそひそ声になってしまう。
王冠1
あの小さな部屋で
一家に訪れた悲劇、ひいては
先の戦争で悲しくつらい思いをした人々すべてを
想わずにはいられなかった。。

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アンネ・フランク2
アンネの隠れ家のすぐ近くにある西教会。
彼らもこの教会の鐘の音を聞いていたとか。

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ミュージアムの売店で
『アンネの日記』の増補新訂版を発見し購入。
小学校の頃に私が読んだ本は
アンネのお父さんの手によって
だいぶ編集されていたものだったらしい。
王冠1
改めて読んでみると
私が大人になったというのもあるだろうが
まったく別のもの読んでいるという印象。
かなり過激な内容で驚いた。
王冠1
それでも日記の最後にある
「アンネの日記はここで終わっている」
という一文を読んで
受けた衝撃は変わらない。

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私が『アンネの日記』を読むきっかけとなったのは
うちにあったこの本。
よく本棚から引っ張り出して読んでいたっけ。