黄鬼です。
札幌に出張に行ってきました。
北海道は私にとってとても大切な場所なのですが、
実は冬の北海道は初めて。
報道の通り、
今年は雪の量が多くてたいへんだと地元の方はおっしゃっていましたが、
コートについてもサラサラとしている雪に
お気楽に感動してしまっていた私です……(スミマセン)。
さて、気になったのは行きの飛行機内でのことです。
私は早々と窓側の席に座り、本なぞを読んでいたのですが……。
出発ギリギリになって、通路側の席にサーファー風の、でも30代くらいの男性が座りました。
本を片手に、チラリ(あるいはギロッ)と顔を向けた私が怖かったのかもしれません。
その男性は、雰囲気とは違ってにこやかに軽く会釈を返してくれました。
「ふ~ん、見かけとは違うのね」(←おいおい怖いぞ! 自分)
と思ったのもつかの間。
その人は、ず~~~っと真ん中の座席ブロックの方を向きっぱなしで、
何かよくわからないジェスチャーをしたり、
クスリと笑ったり、なんだかとても落ち着かない。。
「(ま、いいんだけれど)落ち着いて本が読めないよな~」(←ホントに怖いな、私は)
と思いつつ、なんとなく観察していると……。
真ん中の座席ブロックの向こう側と、さらに私とは反対側の座席ブロックの通路側に、
何人か知り合いがいるらしい。
何かよくわからないジェスチャーやクスリという笑いは、
その人たち(あちら側で仲間がまとまっている。つまり私の横に座った30代サーファー風男性は離れ小島のような位置にいるというワケ)とやりとりしていたからなのでした。
「子どもの修学旅行じゃあるまいし、1時間くらい落ち着いて座っていられないのか
」(←自分ってヤツは…)
と思い、ず~~~っと観察していると……。
その仲間は、女性1人に男性3人というグループであることがわかってきました。
しかも全員若くない(30~40代ですね)。
さらに女性は、がんばってはいるものの40代半ばといった風情。
まあ、ホントにそれだけだったら、それこそ「ほっとけよ!」なのですが、
気になったのは、その中の女性なんですよ。。。
私とは反対側のブロックの通路側に座っていたその女性は、
羽田から千歳までの約1時間、
ず~~~~っと、ホントにず~~~~っと、
通路側に完全に身体の向きを変え、横の席の知り合いの男たちと
話し続けていました。
小声でボソボソ話して笑いを誘ったり、
私の横の、離れ小島30代サーファー風男を指差してみたり、
ず~~~~~っとなんです!
それでもって、私の横の離れ小島30代サーファー風男は
「話題に遅れてなるものか!」と思うのか、
そんなに離れた座席にも関わらず、
がんばってその集団とコミュニケーションを取ろうとする。。
私の方はまだ「かなり気になる!」くらいのレベルで済みましたが、
あちら側の集団周りにいる人は、相当に迷惑していたんじゃないかな~~。
で、気になったのは、
なぜ「女性1人男性3人」というグループなのか。
そして、その男性たちはなぜその女性1人にベッタリ(のように見えた)のかってことです。
「人の気をそらさない」とよく言われますが、
紅一点のその女性のやり方は、何か「痛い」ものを感じてしまう。
私が同じ女性だから、意地悪く見ているのかもしれませんが、
その「痛いやり方」に、ベッタリしている男たちの姿も、
正直気持ち悪くて、ず~~っと観察しちゃいました。
ま、そんな私も結構痛かったりするのですが……。
周りの人に悪いと思ったのか、
あるいは、隣の私が怖かったのか、
件の離れ小島30代サーファー風男は、機内誌を手に取ったりして
あちら側の集団からは距離を置こうとするんだけれど(っていうか、そもそも距離があるんだから、近くに行かないで話をしようという方がムリがあるんだけれど)、
その「痛い女」がそうさせない!
そんな遠い場所から仕掛けて(!)、
自分の近くにいる2人の男に何かを話し、
2人の男が同時に離れ小島30代サーファー風男を指差して笑う、などさせて、
必ず自分の方に意識を向かせ直したりしていました。
「なぜ、そうまでして……?」
私の頭の中は「?」でいっぱい。
「痛い女」は、一瞬たりとも自分以外のところに、男の気を向かせたくなかったのだろうか。
背筋がゾ~~っとしました。
で、思い出したのは、以前ちょっと働いていた事務所の女性社長のこと。
たぶん更年期障害だったのだろうと思うのですが、
非常に気分のムラが激しい人でした。
ある時、仕事関係者で「自分好みの」男性を4~5人事務所に集めたことがあったんです。
仕事のためじゃないですヨ。
食事をするという名目で、自分の回りに侍らせるため、です(だってスポンサーは彼女だったわけだから)。
仕事関係者の男性陣は、中には小さな会社の社長さんもいたりして、
全員が全員、かなり多忙な人たちでした。
でも、たぶん仕事関係ということもあり
「日頃のご恩もあって」時間を作って駆けつけて来たんだと思います。
私も「侍らせる」くらいだったら、
まあ、そんなこともアリだな、と思えるのですが……。
なんと彼女は、そんな多忙な人たちを、
「わざと」「1時間も」その場に待たせたんです!
その片棒を担がされたのが、実は私……。
明日でもいい、いいや、明後日でも充分に間に合う仕事で、
しかもその社長との打ち合わせなど必要ないのに、
その人たちを「わざわざ待たせる」ためだけに
いわばダシに使われちゃったわけです。。。
その時、まだ20代だった私はこう思いました。
「こんな女にだけは、絶対になりたくない!」
……でも、今はちょっとだけ、その時の彼女のことが理解できるような気がします。
ホント、若い時っていうのは、傲慢ですね![]()
たぶん、その時の彼女の中には、
好みの男を侍らせるだけでは足りない「空白」みたいなものがあったのかもしれません。
そして、飛行機で見かけた「痛い女」にも……。
「女」を失っていく焦り、みたいなものかな。
焦っているうちはまだいいけれど、それがなくなって「空白」になってしまった時、明らかに何かが変わってしまうのかもしれません。
でも、それを埋めるのは、ホントに男しかないのだろうか。。。
ちょっと怖い。
でも数年後の私にも、そういった「空白」ができてしまうのかもね、と思った旅でした。