感覚は大事?直感は大事? | 仙台駅前にあるカウンセリング ルーム まきび

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心理学や近いジャンルの本を読むと昔、よく書いてあった話、
『感覚が大事』『直感が大事』

これってほんとなんだろうか?と思う。

一番わかりやすいのが被害妄想。

Bさんが私(=A)のことを嫌っている、と信じて疑わないAさん。Aさんはそういう『感覚』がするから間違いないと断言するけど、それは被害妄想からきている脳の誤作動でしかない。でもAさんからすれば自分の『感覚』がそう訴えかけるのでそれが絶対だととしか思えない。

勘違いされるBさん側からしたら、たまったものではないですが(笑)

ギャンブル依存なんかもおもしろい。パチンコ狂の友人たちがよく「台がおれを呼んでいる」なんて言ってたけど、冗談じゃなく本気で言ってる人もいるようだ。この『感覚』と言うかパチンコをやるべきだ、という衝動を彼らは信じてしまう。

ちなみにパチンコ好きの友人が必ず言うことは「他の奴はトータルすると負けているが、おれはトータルしても勝ってる」、とおれのギャンブル的な『直感』は優れている、自分は特別なんだと言いたいようだが、悲しいことにちゃんと計算するとほとんどの人が負けている。でないとパチンコ屋さんがもうからない。そしてもちろん本人たちがトータル計算をちゃんとやることはない。だからパチンコ屋さんは「勝っているおれ」という夢をみせてくれる。

他にも彼が私の運命の人だ、と『直感』した、なんて話も聞きますが、そんなカップル、夫婦に限ってDVやら借金やら問題がわんさかあったり、スピード離婚になったりもする。
(この『直感』というのは単に『PEA』という恋愛ホルモンがでただけなのですが~)

総じて言うと『感覚』はよく人を誤った方向に進ませたり、『直感』なんて結構ずれていたり、まったく安全な場所でも苦しい『感覚』を出してきたり、『感覚』そして『直感』を本当に大事にしていいのだろうか?と思う。

できれば、『感覚』と『論理』が一致する場所で落ち着きたい。


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