仙台駅前にあるカウンセリング ルーム まきび

仙台駅前にあるカウンセリング ルーム まきび

開設から14年。不安感・対人関係・恋愛・トラウマに関するお悩みを中心に、ちょっとしたご相談から改善を目指したより専門的な分析・心理療法によるカウンセリングまで、幅広く承ります。仙台駅前パルコ2から徒歩1分のビル内にある看板のないカウンセリングルームです。

*このブログは毎日19時に更新されます

 

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「どうせ私なんて」と口にするとき、

その人は心の中で

「そんなことない!私は“どうせ”なんかじゃない!」と

必死に叫んでいることがあります。

 

 

自信を守るために、自信がないと言ってしまう。

「出来ない現実」から逃げたくて、やる前に「出来ない」と言ってしまう。

 

かわいいと言われるために「かわいくない」と言ってしまう人もいますが、

かわいくない現実から目をそらすために、あえて「かわいくない」と自己申告する人もいます。

 

悩んでいる人の心はいつも裏腹でバラバラです。

自分の本心がよく分からなくなってしまって、

『自分の中に自己卑下する気持ちと「そんなことない、思いたくない」という気持ちが

どちらも存在して困っている』なんて人もいるくらい。

 

この、「どうせ私なんて」と口にしてしまう人には共通点がありますが、

一番の特徴は「自己肯定感が低いわけではない」ということです。

 

このような人達は、どちらかと言うと、

「自信を持つと良くないことが起こる環境に置かれていた」とか

「自分を守るために現実との直面を避けてきた」といった心の状態を抱えています。

 

なので、自己肯定感が低いんじゃなくて、

「自己肯定感が低い風にすることで身を守ってきた」、というのが正しいです。

 

護身術、生きる術ですね。

 

そして、「自己肯定感が低い風にすることで身を守ってきた」人達は、

もれなく「自己肯定感が低いのが良いこと」と誰かに学ばされているので、

「自己肯定感がしっかりあるね」と言われると身の危険を感じて傷ついたり怒ったりします。

 

 

先ほど、「自己肯定感が低い風」と書きましたが、

 

『つるの恩返し』という有名な昔話では、

恩返しに来たつるが「扉を開けないで」と言ったのに

人間がその約束を破る場面がありました。

 

人は禁止されても感情や欲求が消えることはありません。

むしろ大きくなってしまいます。

 

だから、自分で「どうせ自分なんて」と抑圧すればするほどに、

「そうじゃない!」という気持ちも強くなります。

 

そうじゃない!という気持ちが強くなるほど、

今度は現実を見るのがどんどん怖くなります。

 

そして現実を見ないために、

「どうせ私なんて」をまた使ってしまう。

 

「どうせ私なんて」のループにハマってしまうと、終わらないし、救われないんです。

 

だから、同じ道を永遠と歩き続けるのはやめて、

一歩、違う方へ足を踏み入れてみることが大事。

 

「どうせ」なんて思う必要が無かった!と

言える瞬間が待ち遠しいですね。