「地域一番店」「カテゴリー一番店」請負人の清水です。
今日は経営理論の話を。
法則は知っている方が良い。
イノベーター理論についてです。
僕はエステティックや化粧品の業界にいるものとして、
感じることなのですが、
この経営理論的な部分に重きを置いていない
企業や経営者様が多いと感じています。
理論は理論。
生きた経営の中では、
マニュアル通りにはいきません。
しかし、
前にもここで書いたように、
“うまくいく”
“うまくいかない”
には、目には見えづらいですが、
“法則”や“理論”は必ず存在しています。
知らずに経営に向かうのと、
知っているのとでは、
やはり、結果に差が出てくるものです。
僕は経営の勉強を
特別してきたわけではありません。
ただ、
目的を達成するためには、
“戦略と戦術”が必要であり、
それらを組み立てていくためのファクターとして
法則や理論が重要になってくることを
肌で感じてきました。
そんなに難しいものではありません。
闇雲に鉄砲を打つより、
その方法や照準の合わせ方を知っている方が、
当たる確率は上がるということです。
イノベーター理論。
僕は今、
ある商品の立ち上げ(市場参入)の
ご協力をさせていただいています。
その中で、
イノベーター(開拓者)理論を思い出しました。
イノベーター理論は、
今から50年ほど前にスタンフォード大学のエベレット・M・ロジャース教授が
『イノベーション普及学』
という著書で提唱した、
商品(サービス)普及に関する理論のことです。
1.イノベーター=革新的採用者(2.5%)
2.オピニオンリーダー=初期少数採用者(13.5%)
3.アーリー・マジョリティ=初期多数採用者(34%)
4.レイト・マジョリティ=後期多数採用者(34%)
5.ラガード=採用遅滞者(16%)
上の様に、
彼は消費者が商品購入に対して示す態度を
「新しい商品」に対する購入の早い者の順から、
5つのタイプに分類しています。
商品のライフサイクルで、
導入期から成長期に入る(爆発的に普及し始める)率と、
イノベーター(2.5%)とオピニオンリーダー(13.5%)の
割合を合わせた16%という割合が、
ほぼ一致し、
このオピニオンリーダーと言われる人々が
その商品を購入するようになることこそが、
その後の“商品普及のポイント”であると
ロジャース教授は
「普及率16%の論理」を提唱しました。
商品普及のカギを握るのはオピニオンリーダーである。
まず、
イノベーターと言われる人々が
最初に商品を購入します。
この方々は「目新しさ」に惹かれて、
購入をしているもので、その商品の価値の本質を見ていません。
僕自身、この人たちの傾向があるのですが、
所謂、新しい物好きです(笑)。
次に、
オピニオンリーダーと言われる人々は、
その商品の価値(今までにはない新しさ)を見ます。
ですから、
その商品の用途を実際に考えだし、
“価値を示す”
ことで
その商品は市場に受け入れられていくことになります。
それは、
他の消費者への影響力を大きく持っている
ということ。
オピニオンリーダーは
スピーカー(クチコミなどの情報発信)となるので、
商品普及のカギを握っていると言えます。
導入初期の段階で、
この16%の人々への普及を確実なものに出来るかどうかが
その商品の明暗を分ける
ということになります。
ですから、
オピニオンリーダーが登場しなければ、
その商品は普及しないということになります。
商品を普及させるために必要なこと。
世の中には、
素晴らしい商品でありながら、
普及していないものが多く存在しています。
企業は
導入初期の段階で、
その商品にフィットする
オピニオンリーダーを見つけ、
彼らへの
商品普及に注力する(全力で)ことが大切…
ということになります。
もっと言うと、
これらの
普及のことを見据えた“商品づくり”を
しなければならないということになります。
戦略を立て、
戦術を選び、
効率の良い経営(商品普及)の
確立を上げていくために
理論や法則というものは一つの指針になります。
今、僕が抱えている案件。
商品が市場に浸透するかどうか、
今が勝負の時期です。
明後日は高知で
オピニオンリーダー
の方々にアプローチの予定。
とても楽しみです。
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