「地域一番店」「カテゴリー一番店」請負人の清水です。


久々に体験談です。


ご夫婦で経営されている焼き鳥屋さん。


ふらっと入りました。

カウンター8席、

テーブル4人かけが2テーブルの

小さな焼き鳥屋さん。(大阪市西区新町です)


女将さんは笑顔でお出迎えして下さり、


「おーっ、なかなか良い感じ!」


と思い、カウンター席へ。

注文をし、

料理が運ばれ、

とても美味しく


「やっぱり、当たりだな」


と、安堵感。


7名のお客様ご来店。


ところが事態は一転。。。

予約の電話が入ったようで、

女将さんはそれを受けられました。

そのお客様らしき方々が

到着すると、


「7人なんです!無理ですか?」


とお客様。

どうも、予約時には

3人と言ってらしたようです。

どう見ても、席数はありません。


気を使ったテーブル席にお座りのお客様が、


「僕らもう出るから。お勘定して!」


と言って席を立たれました。


ご主人の小言が連発。


その様子を奥で見ていたご主人が

(このご主人が厨房担当です)


「ちゃんと予約電話してきたんやろ!」


「もう無理無理!」


と小言を言いだしました。

カウンターに座っている僕たちには

聞こえる声の大きさです。

「わーっ、イヤな感じ」

さっきまでの

良い気持が一変しました。

女将さんは、そのご主人の小言をうまくかわしながら、

変わらぬ笑顔で接客。

その後も、

7人のお客様に対して、

ご主人の小言は続きました。


「もう、品切れや!」


「(料理は)あるだけで終わりや!」


^^;

実際、

このお客様は


合唱する、

声が大きい、

周りのお客様のことを意識していない・・・


ので“問題あり”ではありました。


所謂、学生の居酒屋ノリといった感じでしょうか?


だんだん可笑しくなってきた。


どこまで続くのかな・・・

と思って見ていましたが、

不思議なことに、

その小言が続いていくうちに、

だんだんと

僕の中で、

不快さがなくなり、

ご主人と、

それを

フォローする女将さんとのやり取りが

ちょっとした

「夫婦漫才」

のように見えてきて、

次第に、

可笑しくなってきました。

確かに、

僕らとは別の、

カウンターにお座りだったお客様は“笑顔”で

そのやり取りを見ています。


「いつもの風景ですよ^^」


って言った感じです。


計算では、作り出せない“空気感”


なるほど。

計算はされていないこの


“空気感”


が、このお店の魅力になっているんだと

僕は感じました。

こういうものって

マニュアルには載ってないんですよね。

真似しようと思っても出来ない。

漫才って、

コンビネーションです。

どちらが欠けても成立しない。


このお店も同じ。

僕の座った席から見上げた場所に

「おかげさまで9周年!」

という紙が貼ってありました。

地元に根付いて

愛されてるんですね、このお店は。

お店の経営は

面白いです。

ご主人!

女将さんの“魅力”に気付いていますよね、きっと。

「そんなもん、あるか!」

って、

一喝されそうですけど(笑)。

また、行ってみたくなりました。

夫婦漫才を観に(笑)。





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