「地域一番店」「カテゴリー一番店」請負人の清水です。
良い技術で喜んでいただきたい。
もともと
技術を身につけて、
手を動かすことが好きな方が
エステティシャンになる・・・
というケースは少なくありません。
良い技術で、
お客様に喜んでいただきたい、
という心意気は
素敵なことです。
“技術を極める”
は素晴らしいことです。
よく“職人気質”という表現をしますが、
まさしくそれに近いですね。
技術力は磨くべき。
絵画や美術品、陶器などの工芸品を
長年に渡って製作されている方。
ミリ単位の精度が求められる
機械部品を
目と触感と温度などの
人間のセンサーを頼りに
正確に削り出す職人の方。
国家の財産とまで
言われる存在の方も
多くいらっしゃいます。
技術を磨き、高める
ことは、
どんな世界に関わらず、
必要なことです。
もちろん、エステの世界でも。
決定的に違うこと。
美術品、工芸品、
精密機械のパーツ、
を生み出すことと、
エステの業界での仕事が
決定的に違うことがあります。
それは、
技術を発揮する対象が、
モノではなく人であるということ。
自分自身が、
その技術に納得(満足)できることよりも、
お客様が満足しなければならない
ということです。
技術よりも必要なもの。
お客様を満足させるために
技術は必要ですが、
それ以上に必要なものがあります。
それは
“接客スキル”
です。
コミュニケーション能力が必要ですし、
場の空気を読む力が必要ですし、
笑顔力が必要です。
僕は、お客様の満足度は、
「どんな人(誰)に対応してもらったか」
でほとんど決まると思っています。
「技術力」は良いに越したことはありません。
でも
例え技術が良くても、
●何も会話をしない、
●“心ここにあらず”の受け答え、
●無表情
●身だしなみがなっていない
…などでは
お客様は満足してはくれません。
もっと言うと、
せっかくの技術力の価値が下がってしまいます。
“施術”をしない経営者の方。
僕のお取引先様の経営者さんのお一人は、
施術をしません。
しかし
店頭に立って、
接客をしておられます。
実際に施術に入るスタッフさんのスキルも
高いことは間違いないとは思いますが、
経営者の彼女がいることで、
お客様は集い、
笑顔の絶えないお店になっていることは
間違いないのです。
私の技術が一番下手。
別のお店の経営者さんは
僕にこうおっしゃいます。
「私が、このお店で一番技術が下手なの(笑)」
と。
謙遜されているところはあるとは思いますが、
このお店の一番の“稼ぎ頭”は
やはりこの経営者さんなのです。
明るく、元気で、笑顔の素敵な経営者さんです。
この経営者の方がいることで、
他のスタッフさんの“技術力”が
より“価値の高いもの”になっているとも思えます。
「あのオーナーさんが雇っているスタッフさんなら、上手に決まってるわ!」
と。
心の声を聴く。
国宝級の陶器職人の方が、
「土の声を聴く」
などと言った表現をされます。
常人には理解できない、次元の違いを感じます。
ですが、
モノを扱っておられる職人さんが
「声を聴く」
のであれば、
エステティシャンは
当然、
「お客様の“心の声”を聴く」
でなければなりません。
今、お客様は
どんな気持ちでいるのか、
心地良いと感じて下さっているか、
力加減はこれで良いのか、
と。
エステティシャンの方に
お伝えしたいことがあります。
ぜひ、ご自分でも
お客様の立場で
エステに行ってみてください。
目を閉じて、
施術を受けていると、
聴覚や嗅覚、触覚が研ぎ澄まされるので、
エステティシャンの心の動きが良くわかります。
お客様は
エステティシャンの“心の声”を聴いておられるのです。
ベネツィア サンマルコ広場
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