「地域一番店」「カテゴリー一番店」請負人の清水です。
コンビニでのフレーズ。
コンビ二ではマニュアリックにフレーズを使っています。
「いらっしゃいませ。」
「ありがとうございます。」
「またお越しくださいませ。」
などなど。
これらは、お客様に対しての
“おもてなし”の最低限必要なフレーズであり、
ごくごく当たり前になっています。
ところが、
最近、某コンビニエンスストアを利用すると必ず聞かれるフレーズがあります。
最初は違和感がありました。
T-POINTカード。
「T-ポイントカードはお持ちですか?」
持ってない僕は
「持ってません。」と答えます。
「失礼いたしました。」と締めてくれます。
良く利用するコンビニで、僕の顔も覚えてるだろうに、
「何回も同じこと効くなぁ…」とちょっと首をかしげてしまいます。
と、言うより、
この“T-ポイントカード”って何なの!?
毎日、物凄い回数の“告知(口コミ)”がされている。
全国で某コンビニエンスストアは今年度7月現在で8468店舗。
このコンビ二全店で
「T-ポイントカードはお持ちですか?」
のフレーズが使われているのかは定かではありませんが、
いずれにしても、
相当数のお客様にこのフレーズを使って
“告知”しているわけで、
一企業の固有のカードの名前が
これだけ連呼されていることに
あらためて驚かされます。
なるほど、利用者が増えるのも頷けます。
2009年度のT-ポイントカードの年間利用件数は11億5303万件。
2010年5月には会員数3500万人!!
20代男女の60%超が保有しているそうです。
物凄い勢いで利用者数が増えているから、
昨日持ってなかった僕が、
今日持っているかもしれないので、
「T-ポイントカードはお持ちですか?」
と効くわけですね。
“文化”になっている。
この一企業のカードサービスが、
当たり前(文化)になっているんですね。
「TUTAYA」さんが「蔦屋書店」という看板で
レンタルレコードをされている時から知っていますが、
僅か30年ほどで、人々の文化として定着させるサービスを提供しているなんて。
凄いことです。
僕はCDもDVDも“レンタルする”という概念がなかったので、
レンタルショップ自体を利用することなく過ごしてきました。
そういうこともあり「T-ポイントカード」を持つきっかけがなかったのですが、
“文化”となれば、さすがに利用を考えてしまいますね。
というか、
あれだけ“連呼”されれば…
が正しいかも。