僕は25年美容業界にいます。
その間、様々な流行り廃りを見てきました。
生まれて、成長し、安定し、衰退する・・・
どういったものでも、そのサイクルはある程度起こります。
さて、
昨日、僕が取材を受けたのは大阪・梅田のお店でのこと。
今日は心斎橋・北堀江のお店のお話を少しさせていただきます。
このお店は「まつ毛エクステ専門店」としてオープンさせました。
4年前のことです。
当時はまだこのカテゴリーは業界として”成熟”しておらず、
「まつ毛エクステ」自体まだまだ目新しいものでした。
前述のサイクルの話で言うと、
このメニュー(まつ毛エクステ)も
かなりの速度で広がり、
価格競争が始まり、
利益率が下がり、
サービスの低下につながる・・・
のではと容易に想像がつきました。
サービスの低下は大切な「お客様」にとって不利益なことですから、経営としては最悪な事態です。
しかしながら、今のエステティック業界はほとんどがこの「負のスパイラル」に陥っています。
僕の考えが「正しい」「間違い」かは別にして、
オープンさせたお店は、
”圧倒的な技術力”
”清潔感があり、ゆったりくつろげる空間”
”おもてなし(ホスピタリティ)の精神”
これらを大切に、また力を入れていこうと決めました。
開店当初はフリーペーパーを使用しましたが、
数ヶ月間の期間だけの掲載にしました。他店との価格競争に紛れ込みたくなかったからです。
「価格を下げないでも、他店との差別化によってお店は成り立つ」
ことを証明したいという思いもありました。
「良いものを安く」がお客様にとって一番良いことは僕もわかっています。
しかしながら、
クオリティにこだわりを持たず、値段を下げて、集客に走るお店が多すぎるので前述の
「サイクル」が起きてしまうのは明白です。
このお店は、
「価格に見合う”良いもの””良いサービス”を提供し、お客様に喜んでいただき、永く営業を続けていくお店にする」がコンセプトです。
結果、他店と比べれば「価格」は少々高めに設定されてはいますが、
お客様は固定化し、へヴィユーザーになり、ロイヤルカスタマーになって下さいました。
「他のお店に浮気は出来ない」と言って下さいます。
開店当時からずっと通って下さっているお客様が多数おられます。
先日4周年を迎えましたが、沢山のお祝いのお言葉、お花などを頂戴いたしました。
当初から、
他店とは違うところでいこう!個性を出そう!
が、結果的によかったのだと思っています。
当然のことながら、
そこで中心になって努力を続けて下さったスタッフさんたちがいたからこそです。
現在はフェイシャル・ボディを含めたトータルエステティックサロンを併設。
法人格を別にして、開店時中心となって活躍してくれた方が代表者になり、
皆様から、より愛されるお店を目指して日々努力を続けています。
僕の愛する、自慢のお店です。