前にも書きましたが、

この「共同購入型クーポン」について、僕はあまり好感を持っていません。

今日、ニュースに流れていましたが、

とうとう「訴訟」にまで発展してしまいました。


「格安クーポンを過大に販売させられ、大幅な赤字が出た」

ということで、東大阪市の美容室の会社さんが、サイトの運営会社に 約1700万円の損害賠償を求め、近々に提訴するらしいです。


今回のこのケースですが、(僕自身が詳細にまで理解できているかどうかはわかりませんが)

一方的にサイト運営会社を非難するつもりはありません。

「13,200円分のサービスを 2,900円にするクーポン」
だったようですが、

販売数によっての「リスク」はあらかじめ想定出来たはずです。


1,500枚を販売されたようですが、

1,450円(2,900円×50%)の取り分で、13,200円相当のサービスを1,500人分行わなければならない・・・

これは「経営」ではありません。

何のために、この「クーポン」スキームを利用したのか、

●売上を上げるためなのか、

●お客様に「お店」を認知してもらうためなのか、

●顧客を作るためなのか、

・・・、おそらく「目的」がはっきりしていなかったのだと推測されます。


サイト運営会社さんも、クライアント側に立ったアドバイスをすべきだったのではないかと思います。

ちなみに、

サイト運営会社さんは、売上2,175,000円(1,450円×1,500人分)。原価ゼロですから全て利益となります。


うーん。。。

僕の考え方は古いのかもしれませんが、

法的にどうこう、契約上にどうこう、の前に

人間としての「品格」、企業としての「品格」を大切に出来ないものかと思えてなりません。

”儲かれば良し!”

では、人間にも、企業にも「未来」はないと思うのですが。。


今こそ、「日本人」「日本企業」だから出来ることを考え、追及していくべきではないかと

思うのですが。。。