お店を経営していれば、さまざまな媒体さんから営業のコンタクトを頂きます。

きちんとした応接をしていただいた会社さん(営業さん)とは可能な限りお会いするようにしています。

昨日もあるフリーペーパーの営業の方が来られました。

当然のことながら「掲載依頼」。


僕の悪い癖なのですが、ついつい自分の考えを熱く語ってしまいます。

その続きということで。。


昨今、共同購入クーポン、フラッシュマーケティングを利用した媒体(サイトなど)が賑わっています。

「新規集客」に特化した内容ということで、メディアもその斬新さからか取り上げることが多かったようですが、

私は個人的に好きではありません。(自分のお店で積極的に採用しようとは思いません)

理由はいくつかありますが、

「お店の内容で選ぶ」というより、「値段(お得感)」と「時限による煽り(オークション的)」で購入(申込)をされる傾向が強いからです。

もともと「この商品が欲しい!」「このサービスが受けたい!」という方より、

「とにかく安く、得をしたい!」

たまたま目にして「安いから今買わないと!」っていう流れが多いのです。

社会に出て、営業の勉強をした時、「AIDMAの法則」を学びましたが、

今の時代は、この法則も成り立たないのかもしれません。

A アテンション  I インタレスト  D デザイア  M メモリー  A アクション

興味をもって、欲求が湧き、記憶(脳裏に焼き付けて)して、購入に至る。

なんですよね。間の「IDM」は非常に重要で、これがあるから、

購入した後(サービスを受けた後)にとても満たされるものだと思います。

今はなんとなく「AA」で完結しているように思えてなりません。


お店は「新規のお客様が欲しい」のは間違いありませんが、その意味は

「そのお客様に定着していただき、通い続けていただきたい!気に入っていただき、ご紹介者様を増やしていきたい!」なのです。

その目的が達成できる媒体なのかどうかを見極める必要があると僕は考えます。

「AA」では、へヴィユーザーにはなりませんし、ロイヤルカスタマーなんて夢のまた夢。


長くなったので、また別の機会に続きを。