clocksの覚え書き

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読んでもらいたくて書いてるというよりは、自分のための覚え書きです。人に見られることを前提にしていないとは言え、もし誰かが読んでくれて、何かプラスのことを感じてくれたら嬉しいです。

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すごい映画を見てしまった。
すごい事実を知ってしまった。

アイガー北壁 [DVD]/TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
¥4,935
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ストーリー
1936年、ドイツ。
まだ誰も踏破したことのないアイガー北壁を、誰が最初に登るのか世間は湧き立っていた。
ナチスのヒトラーは、ドイツ人の初登頂を強く望み成功者には同年に開催されるベルリンオリンピックの金メダルを与えると宣言するほどだった。
トニー・クルツとアンディ・ヒンターシュトイサーは以前からアイガー北壁への挑戦を望んでいた。
そんな二人のもとへ幼馴染でベルリンで新聞記者をしているルイーゼが尋ねてくる。
ルイーゼは記事にするためにもアイガー北壁に挑戦しないかと誘うが、二人はその無謀さも十分に認識しており一度は断る。
しかし、史上初という快挙を諦めきれない二人はルイーゼがベルリンへ帰った後、挑戦を決意し準備を始める。
そして7月18日、登攀を開始する。


この映画に強く惹かれた理由は2つある。
一つはアイガーという山を知っていたこと。
数年前に始まったNHKの「グレートサミッツ」という世界各国の名峰を紹介する10分間の番組。
習慣もあって録画して毎回見ていってたんだけど、放送開始直後はアイガーばっかり取り上げていた。
今回の名峰は、アイガーです。
これを何度聞いたことか、正直嫌になる程聞いたけど、アイガーという山の印象は強く残った。
だから、この映画を見たとき予備知識的なものは十分にあったように思う。

もう一つ、こちらの方が理由としては大きいが、
漫画「孤高の人」にハマっていること。
元々興味のある漫画ではあったんだけど、興味を持ったのが結果的に完結の数ヶ月前とかで、
この作品の特徴でもあるセリフの少なさも相まって連載中は入っていけず、
今、少しずつ単行本を買って読み進めている。
結果、すぐに登山というものにハマってしまった。
と言っても自分でしようとは思わず、登山をテーマとした作品に無条件で反応してしまうことが本当に多くなった。
この映画もその一つ、内容も知らずに借りたんだけど、そのタイトルだけで見るのが楽しみで仕方なかった。


この映画は事実に基づいた話で、アイガーの歴史的にも登山の歴史的にも
すごく重要で印象的な話となっている。
それだけに実は多くのところで取り上げられていたりもするのだけれど、
何も知らずに見た俺は衝撃的だった。

映画的には、印象として記録映画のような派手な演出のない構成となっている。
古いヨーロッパ映画、ドイツ色の強い映画というイメージだったが、
2008年の作品ということで、あえてその色を強くしたんだと思う。
毎回思うんだけど、こういう自然の中を舞台にした作品はどうやって撮影しているのかな、と。
とてもカメラとか回せる環境じゃないし、演技できる環境でもないと思うんだけど、
もしこれを人工的に作り上げていたとしても、それは一体どうやって作っているのか、と。
でも見てる間はそんなこと考えさせないほどに夢中にさせてくれる。

思った以上に、言葉で表せなかった。
この映画はずっと思えておこうと思う作品になった。