残暑が続き、夜も窓を少し開けながら寝ていた事が嘘のようにめっきり寒くなった霜月。
さすがに部屋着が半袖では肌寒くなってきたため、
冬用の部屋着に衣替えしようと衣装ケースを探る。
だが、長袖の部屋着が探せど探せど見つからない。
冬用の衣装ケースにも、整理が面倒でおざなりにしている、適当に着る服を収めたカゴにも入っていない。
毎年こうである。
毎年毎年、冬の部屋着が消失しているのである。
どんな柄の、どんな生地の服を着ていたのかも思い出せない。
脱皮した甲殻類よろしく、冬が終わり不要になると自分で食べているのでは無いかと思うほど、綺麗さっぱり部屋着だけが無くなっている。
今季もユニクロで部屋着を買うのであった。