どうも、僕です。
今回は、8/5に新発売されたばかりのタミヤの最新キット、
「GMA T.50」の開封レビューとなります。
タミヤの1/24スケールカーモデルは、マクラーレン・セナあたりから
240ZG、GR86・BRZ、新型フェアレディZと新規キットが出るたびに
目玉となる革新的な技術が使われて来ました。
今回も最近ではタミヤで当たり前となりつつある「クリアパーツ接着なし」をはじめ、
「キャリパー別パーツ」、そしてなんと「スライド成型によるプラ製スプリングパーツ」、
「接着なしのエッチングパーツ」が実現されました。
大手の1/24カーモデルとしては5000円に迫る価格と少々高額ですが、
それに見合った技術力が詰め込まれたキットとして非常に楽しみです。
こちらが外箱。
箱の大きさはタミヤのフルディスプレイモデル(内部機構まで再現されたキット)
でよくあるサイズの箱です。
一般的な1/24カーモデルの中では少し大きめ、といった感じですね。
Aランナー。
主に外装のパーツとなります。
箱絵や完成見本がシルバーの為、そちらに合わせてシルバーの成型色となっています。
ゲートもかなり細めなので、
表面処理などの手間が掛からなそうです。
Bランナー。
主にシャシーやカーボンブラックのパーツです。
今回も、マクラーレン・セナで見られたように
成型色の時点で同ランナー内で光沢の差別化が行われております。
左のウィンドウの枠と思われるパーツが光沢ブラックで、
右のシャシー底面のパーツが半光沢のパーツになっているのが分かるかと。
Cランナー。
エンジン周りや内部機構のパーツです。
ボディのシルバーより少し軽めの、アルミシルバー風の成型色です。
こちらが今回の目玉の一つとなるパーツ群。
右は精巧に造形された別パーツのキャリパー。
そしてこちらがスライド成型で造形された一発抜きのプラ製スプリング。
あくまでスプリングっぽいプラならよく見てきましたが、
ちゃんと中までしっかり中空になっていて本物のスプリングと同じ構造の
プラパーツは初めて見ました。
このおかげで、いつもサスペンションの塗装になるとやってくる
「ダンパーorスプリングだけ初めに塗装し、はみ出さないように残りの部分を塗装する」
という工程がぐっと楽になると思います。なにせスプリングが別になったので。
ただ見ての通り非常に繊細なパーツとなっているため、切り出しには気をつけないといけません。
Dランナー。
Bランナーと同じブラックで、こちらは主に内装や小物関係ですね。
このへんのうねったパーツ造形がスーパーカーらしくていいですね。
左に見えるワイパーもかなり細く造形されていい感じです。
切り出しの際の衝撃で折らないように気をつけたいですね。
こちらはEランナー。
クリアパーツがまとめられたランナーです。
透明度はバッチリでさすがのタミヤ、傷ひとつありません。
組む前から小キズが付いてるメーカーもあったりするので、
タミヤのパーツ管理の慎重さが伺えますね。
このウィンドウも端に小さなツメがあるので、
これのお陰で接着せずに取り付けられる様になっています。
Fランナー。
ランナーというより、モノコック構造のボディフレームと
リアのファンユニットだけがまとめられたパーツです。
モノコックフレームは、1パーツの中で光沢、半光沢の違いを実現しています。
タイヤ、ポリキャップ。
タイヤはいい薄さですね。
ポリキャップはいつもの大きさの黒いポリキャップの他に、
かなり小さいグレーのポリキャップもあります。
今回は完成後もガルウイングドアの展開などができると合ったので、
そういった可動部に使われるのでしょうか。
デカールとメタルインレットシール。
最近タミヤ製キットを作っていなかったため、
メタルインレットシールも随分久しぶりに感じます。
こちらも今回の目玉パーツ、接着を必要としないエッチングパーツです。
基本、プラモデルでエッチングパーツを使う際は、プラと金属という
異素材を貼り合わせる為、プラ用接着剤が使えず瞬間接着剤が必須となります。
そのため、瞬間接着剤特有の「位置の固定に手こずって汚してしまった」や、
「湿気により貼り付けた箇所が白化した」という問題が発生してしまうこともありました。
今回はその問題を根底から覆す「接着しない」というのがどう実現されるのか楽しみです。
タミヤのスーパーカー系で見られるフルカラーの実車写真付きカラーガイド。
基本的にカーモデルを作る際は自分で実車資料を集めたりしますが、
こうして予め提供してくれるのはありがたいですね。
組み立て説明書。
今回も折りたたみではなく冊子タイプの説明書となっております。
革新的キットで普通のカーモデルではやらないような工程もあるかもしれないので、
事前によく読み込んでおきたいですね。
というわけで、T.50の開封レビューでした。
BMW M6がこの記事を書いている時点で完成しているので、
そちらの記事を完成編まで書き上げつつ、こちらも平行して組んでいきたいと思います。
マクラーレン・セナも組んでいる中で様々な驚きがあったので、今からワクワクしますね。
ではまた!