どうも、僕です

GMA T.50の発売までに完成披露が間に合わなかったので、M6完成までの最後の工程をササッと、とは言え写真多めでお送りします。



こちら、エッチングパーツ製のカナード。

カナードというのはレーシングカーのフロント部にに翼のような板を付けることで、乱流を引き起こしてタイヤハウス内に空気の流れが溜まらないようにする為のものらしいです。

よく見るとこのエッチングパーツ、取り付け部がボコボコで傷だらけになっているのが分かるかと思いますが、
それもそのはず、このパーツは特に扱いが難しいパーツでした。



なんとか慣らして4枚付けるとこんな感じ。



ほらね、傷だらけで何かガタガタしてるでしょ?
これ、平らな鉄板のフチを折り曲げて取り付けるよう指示があるんですが、
ガイドの通り折り曲げても取り付け面は真っ直ぐのままなので、フロントの曲面に全く合わないんですよ。

てなもんで普通に取り付けようとすると隙間だらけで
見れたもんじゃなかったので、
曲面に合うようペンチでグイグイ微調整した結果、 上手い具合に取り付けられたけど表面がズタボロになってしまった訳です。



でもそこは想定内。
カナード用のカーボンデカールがありますからね。
貼り付ければ表面の傷なんて分かりません。



デカールを貼ってから半光沢でツヤを調整してカナードは完了。



お次はレースカーらしい大型のリアウイング。
このようなパーツ構成になっております。



リアウイングにもエッチングパーツが使われています。
ウイング両端の板と、ボディと接続するためのステー。

どちらも左のパーツがきっと標準のプラパーツですが、
エッチングパーツの薄さが一目瞭然ですね。



塗装してデカールを貼ったらリアに取り付け。
ウイング各所が金属製の薄いパーツになっていると、
より実際のレースカーっぽくてかなりいい雰囲気です。



こちらはドアミラー。
このパックマンのような切れ込みの入ったデカールを何とかして馴染ませます。

ここもシワが寄らないようにするのは地味に難しかったんですが、ピンセットでチマチマ微調整している間に奇跡的にシワが少なくなった瞬間を狙ってマークソフターで馴染ませました。



カーボンの上からさらにPUMA。

小学校の頃、PUMAのメッシュの筆箱とかが流行ったことを思い出します。



小物類を取り付けたら、汚さないよう慎重に各ウインドウを取り付けます。



フロント。
フロントは奥まで押し込むと若干パーツが干渉して浮いてきてしまうので、
角だけ瞬間接着剤を点付けしてガッチリ固定しました。



リア。
リアウインドウは特に干渉せずバチピタでした。



こちらはディテールアップキット付属のアンテナ。
金属製で本物さながらの作りです。

キット標準はもちろんプラ製の上根元の部分しかなく、上部の細い部分が再現されていないため、
これだけでもディテールアップキットの価値は大きいです。



忘れそうでしたが、牽引ベルト。
これもエッチングパーツで、金属製の板を半分に折り曲げて再現します。

後ろにも同じようなものを取り付けています。

これはシートベルトと同じナイロン素材で良かったような気もしますが。



これにて、無事全工程が完了しました。

M6の次回投稿は完成撮影編となります。

今までで最長の製作記となりましたが、
読んでいただいた方、「いいね」などくれた方々には感謝の気持ちでいっぱいです。

大変励みになりました。


ではまた!