今日ではSNS等で流行りのエンタメについての情報や感想が飛び交っている光景が当たり前となり、
自ら意識せずとも世間ではどんな映画や漫画アニメが流行っている、どといったトレンドがインプットされることが当たり前となった。
にも関わらず、自分は流行りの映画にほとんど触れておらず、
周りがその類の話題で1色になることがあってもほとんど着いていけない。
ただ自分ではそういった現状を全く気にしておらず、
相も変わらず自分が今好きなもの、今楽しんでいるものだけを摂取している。
これは何も世間に対して逆張りしたいわけでもなければ、
「流行に囚われない俺カッケェ」がしたい訳でもない。
自分の中に昔からある「映画感」が人とズレているからだと思っている。
一般的に、映画館で映画を見る、という行為は
広告や口コミで知り得た情報などで
「自分の好きそうな映画」が上映されるのでぜひ観よう!となり、映画館に足を運ぶのが普通だと思われる。
「あのアニメ、ドラマが劇場版で!」
「あの監督の話題の最新作、ついに登場!」
といった所だろうか。
だが僕はそれとは違って、
「なんだか、近々映画館に行きたいなぁ」
といった気分になった時に映画館に行くのである。
近しい気分で例えると、
「サイが見たいから動物園に行こう」
「フエフキダイが見たいから水族館に行こう」
といった具合に上記の場所に足を運ぶ人はそうそういないと思われる。
(パンダやイルカ等のスターを除き)
動物園や水族館等は一般的に、
「今度の休みは動物園でも行こうか!」
と漠然と訪れるスポットであることと思う。
僕の中で映画館というものが同じポジションであり、
漠然と「最近行ってなかったから映画館行こう」と思い立った時にしか映画館に行かないのである。
そんなもんだから特に見たい映画があるという訳でもなく、
行ったタイミング的に1番マシだと思われる映画を観ているので、
1も2も見てないのに3を観たり、
急にスヌーピーの映画を観たり、
タイミングが合えば話題のアメコミヒーローが大活躍する大作を見ることもある。
なので自分が元々好きなコンテンツに関わるものが
映画化されても、「あぁ〜 今映画館のテンションじゃないんだよなぁ〜」と意味不明な理由で公開時期を見逃すことがしょっちゅうある。
そのくせ、長期休暇になるとNetflix等のサブスクで
好きなホラー映画を5〜6本まとめて見続けていたりもする。
要は、別に映画が嫌いな訳ではなく、
自分のタイミングに合わないだけなんだろうな、と自分の中で納得させている。
でもやっぱり、映画の上映前のクソ長宣伝はポップコーンを半分食べちゃって悲しい気持ちになるので勘弁して欲しいものがある。