ついこの間、ローソンストア100(以下100ロー)に寄り軽食や菓子などの買い物をした。
しかし、帰宅してから荷物を整理していても、
どこで買い物をしたのかハッキリと思い出せないでいた。
風呂場でシャワーを浴びながら頭を洗っている最中に、
ぼんやりと「あぁ、100ロー行ったんだった」
と思い出すことが出来た。
これはただ僕がド忘れしていただけとも言えるが、
ひとえに「100ローには100均で得られる充実感が無い」とも言えるのではないだろうか。
100均というのは、今ではただ安かろう悪かろうの
寄せ集めということはなく、通常商品から量を減らして安くした廉価版や、
TV通販顔負けのアイデア便利器具、
果ては半田ごてやレジン、ジオラマ用ミニチュア草木といった専門的な物まで売っている。
もちろん、専門店で購入する所謂「ちゃんとした物」
に比べると気になることは無いことは無いが、
何より「こんな物まで100均に売ってるんだ!」という
エンタメ性に毎度驚かされる。
今日もどこかのテレビ番組やYoutubeで
「100均便利グッズ特集」などが放送されているだろう。
対して、100ローは一応独自の100円グッズなどもあるにはあるが、
今やもうほとんどが100円では無い。
それに関しては100均の雄ダイソーも、
300円〜700円、高いものになると1000円と
「100円」の壁を堂々とぶち壊している。
ただ、そうは言っても値段は100円刻みが基本であって、
商品にも分かりやすく目立つよう記載されているため、
「今は100円が3つ、300円が1つ……」と計算が容易な事は変わらない。100均の良さのひとつだ。
だが、100ローは安いには安いのだが、
値段があまりにも節操がないように感じる。
「おっ、これも100円なんだ」と手に取ると178円。
「小バエポットンまで100円で!?」は250円。
「もう100円基準ですらねぇじゃん」と早々に計算を諦めてしまう。
とはいえコンビニよりは格安であるから、
「いくら位だろう?いっても1000円弱か?」
と毎回少しソワソワした気持ちでレジに向かう自分がいる。
そこにはエンタメ性などなく、「100均すごかったな」という充実感は残念ながら生まれなかったのだ。
もちろん、昔の100ローを知っているので、
これが意図した方向転換なのは僕も分かっているつもりではある。
だけど100ロー、
今の君は、僕にとって
「まいばすけっと」だ。