どうも、僕です。

今回はせっかくの新作が、チマチマ作ってたら結局1年以上かかってしまったハセガワ MR2の完成披露となります。

車体をホワイト系にしたので黒背景にしましたが、
黒背景の編集が苦手なので見辛い部分多々あるかと思います。

ご容赦くださって



フロントビュー。

今回の車体の仕上げは、キットそのままの時点でパーティングラインがほとんどなかったので削り出しはほとんどしていません。

ただ、表面がそこまできれいじゃなかったので、
1500番くらいの捨てサフ削りで全体的に均しました。



サイド。
塗装はシルバー部分は調色なしのガンクローム、
ホワイト部分はフィニッシャーズのピュアホワイト
をベースに、ちょっとノスタルジーを感じるように暖色系よりにしつつ明度を落としたものです。

ホワイトとシルバーのツートンにしましたが、 
キットにはツートンパターン用のガイドシールなどは無いので全て自力でマスキングしました。

中央やバンパーはほとんど直線なので特段難しいことはありませんが、
フェンダーのアーチをキレイにマスキングできるかが勝負ですね。

曲面用の曲げられるマスキングテープが大活躍でした。

ガンプラなんかにも、MSVのプロトタイプとかでよくあるライン状の塗装を再現するのにも便利だと思いますよ。



サイドその2。
研ぎ出しは昭和のカッチリとエッジが出てる車だと僕自身ミスをする可能性が高いので、
水性トップコートプレミアムの光沢を吹きつけ、
十分硬化させたらタミヤのコンパウンド細目、極細、
ハセガワのセラミックコンパウンドとコンパウンドメインで少しだけ研ぎました。

ペーパーがけは一切行っていません。

サイドモールにもライン状のデカールを貼り付けたりするので、
ガッツリ研ぎ出しするには相当気をつけないといけないと思います。

でも昭和の名車はこれくらいのツヤ加減が似合っていいですよね。好(ハオ)です。



車内。
照明の加減と僕の撮り方のせいで良く見えませんが、
ウインドウはブルーガラス風の塗装にしています。



今回のMR2の仕様の特徴でもある、Tバールーフ。
濃いめのスモーク塗装にしてるのでこれまた見辛いですが、
実車は真ん中のルーフを境に左右のガラスが1枚ずつ取り外し可能です。

既にネットにも作例が上がっていますが、腕に覚えのある人は取り外し機構を再現しても良さそうですね。

ちなみに、このTバールーフとフロントガラスの間のアーチ状のパーツは、
塗装の際の塗膜の具合によってはギチギチになって取り付けが困難になります。

クリアパーツを汚したくないので強力な接着剤等も使えないため、
少しづつ削って様子を見ながらはめ込みました。



リトラクタブルライトの展開。

サバンナRX-7ではライトを展開させる際は
フロントバンパーを接着しないよう注意書きがありましたが、
MR2は基本的に接着するものとなります。

接着しても、ライトのフタ、正面向かって奥側を押し込むことにより、
てこの原理でせり上って展開されます。



僕の場合、リトラクタブルライトを展開した衝撃で
ボンネットの接着が外れて少し浮いちゃいました。

まあ、塗膜が干渉するおかげでパカパカって訳では無いですが。



リア。

本来はリアスポイラーの根元から反対側の根元まで一直線に繋がるラインのデカールがあるのですが、
難しすぎて失敗してしまいました。

あまり目立たないのでいいかな、と思いましたが、
サバンナRX-7の時はシートのデカールにリカバリー用の予備とかも付いていたので、
今回もラインデカールの予備が欲しかったですね……



今回のキットのお気に入りパーツの1つ、
コンビネーションランプです。

無色クリアの1パーツ成形となっており、
説明書のマスキングガイドを駆使して裏や表からそれぞれ塗り分けるため、
作業量と難易度はありますが上手くできるとすごく自然でいて、見応えのあるリアビューに。

裏にリフレクターの造形が入ったメッキパーツもあるので、光をよく拾います。



そしてミッドシップの名の通り、
座席のすぐ後ろ、中間の少し後部よりにあるエンジンルーム。

エンジンフードの片方だけに排気口の造形があるのは、
実車も片方がダミーだからです。

エンジンは結構簡素な作りで、ゴチャメカ等の造形も無く、
板状のパーツに上半分だけが造形されたような作りです。

今回は少々手を加え、1/12スケールのバイクモデルで余ったパイプを使い、
実車を参考にパイピング表現をしてみました。



別角度から。
ホントはもっともっとゴチャゴチャしてるんですけど、
何も無いよりはパイプでもあった方が説得力あっていいですよね。



ステアリングを切った感じで。



輪郭がぼやけますが白背景でも少し。
黒では分かりづらかったタイヤや車内の様子が伺えるかと思います。



リア。
ブルーガラス表現は濃すぎるかな?と思いましたが
個人的にはこの位が気に入っています。



以上、ハセガワMR2 後期型 スーパーチャージャー仕様でした。

全体的な感想としては、キットそのものの状態だと
パーツの合いも良好で、造形に不満がある所も無いので概ね好印象です。

ですが、塗装に凝れば凝るほど完成に向けた組み付けが難しくなる箇所がチラホラ見受けられますね。

これはタミヤのキットでも感じることですが、
いわゆる「バチピタ」の宿命って感じですかね。

パーツがほぼズレなくキレイに収まる代わりに、
自分で塗装して厚くしてしまった部分は干渉の原因になります。

せっかくキレイに仕上げたパーツが取り付ける際の接着で汚れると目も当てられないので、少しづつ削って様子を見たり、小物類などはゴム系の接着剤などを使ったりして対応するといいと思います。

それでも、リアのルーフバイザーなどは貼りしろが一切無いスパルタンな仕様だったので、ここはもう少し親切な設計だと嬉しかったです。
ガイドになるピンなどが少しでも造形されていたり、とか。

気になることもありましたが、造形と素の組み心地には文句のないキットなので、
丁寧に基本に忠実に組めば、カーモデル初心者でも
キレイに形になる良キットだと思います!オススメ!


次の予定としては、ずっと制作中のパガーニ ウアイラももちろんのこと、開封編だけ上げたプラッツのBMW GTカーあたりを予定しています。

その他にも、気分次第で別ジャンルの記事も上がるかもしれませんので、どうぞ気長に、ゆったりとよろしくお願い致します。


ではまた!