最後のシーズンのリーグ戦を迎える。一部昇格するその日まで多分あと4ヶ月をきっている。
わたしは今本当にこのチームで勝ちたいと思っている。絶対に一部昇格するべきチームだと感じている。
一部昇格するためには勝つしかない。勝つために、みんなはどんな準備をしていますか?
なにをしたら勝ちきれると思いますか?
わたしはずっとスポーツの世界にいたわけではなくて、ひたすら音楽に向き合っている人生だった。ピアノを4歳で始めてからの音楽人生で大事な舞台において練習以上の成果を出せたことはない。ピアノは正直自分との戦いって部分があるから、ラクロスのことと並べて考えるのは少し無理があるかもしれないけれど、18年間かけても練習以上のことができなかったんだから、たった4年間のラクロスに関わった人生で普段以上の力を本番発揮することは相当難しいことなんじゃないかなって思う。
なにが言いたいのかというと、普段やってること以上のことができないのなら、普段の基準をあげればいいんじゃない??ってこと。
PL(プレーヤー)だったら予想していたよりも相手が強くて、、とか
入れ替え戦で格上の相手と戦わなきゃいけなくて、、、
とかあると思う。なら、普段の練習から強度あげて練習しないときっと意味がない。走り切らないと、声を出さないと本番で出し切れない。出し切る練習をしないと、本番では通用しない。
格上とどうせ戦うなら万全の準備をして、基準を高く保っていった方が本番で怖いことはないはず。
本番の舞台で暴れるための準備をしよう。
PLはなんとなくイメージできるけどじゃあTSにとっての普段の基準ってなに?って思う人もいると思う。たしかに、TSにとって明確な普段の基準はないのかもしれない。でも毎日ただ同じことを繰り返して、同じメニューだからっていつも通り運営するだけなのはなんか違う。
「慣れてきたからいつも通りでおっけい、せかせかせず余裕もって運営できたね」で終わりでいいのか。そうじゃないと思う。PLを勝たせるTS組織としてやるべきことはそんなんじゃない。
TSとして自分が+αで動けることはない?
自分の部門を発揮してPLに働きかけられることはなんかない??
わたしは知ってる。考えることをやめるのは、妥協するのは簡単なんだってこと。
でもそれじゃダメだった。やってるつもりじゃダメだった。細かいひとつひとつのことにもこだわって考えて、普段からPLがやりたいことをできる環境を提供する。それがリーグ戦っていう事前準備/想定とは違うなにが起こるかわからない時にも絶対に役立つ。「PLのためにどうするべきだ」っていうたくさんの引き出しをもっていることでその場で最善の選択ができるようになるんだと思う。
リーグ戦はPLがやりたいプレーのことだけに集中できる環境をわたしたちTSがつくる。PLが本来のパフォーマンスができるかどうかは、わたしたちTSにかかってる。
かっこつけてるわけじゃなくて本当にそう思ってる。わたしたちがPLを、チームを、勝たせる。
もっと暑くなってくるし、PLから求められることも多くなるかもしれないけど、最後までわたしたちはPLにできることを追求するべきだと思う。一緒にがんばってほしいし、がんばってくれるTS組織だと思ってる。
PLにTSがいてくれてよかったって思われたい。
最高の景色をPLの隣でみたい。
きっとそれがわたしが自分がこの部活にいた意味になるから。
部員に誇れる人になれるようにリーグ戦期間、最後までやりきります。
最後になりますが、日頃より千葉大学男子ラクロス部を応援してくださっている保護者の皆様、OB・OG、関係者の皆様に感謝申し上げます。
わたしたちの強みは、
親身になってアドバイスをくださるコーチの方々、
休日にも関わらず練習に参加してくださるOBの皆様、
そしていつも応援の声を届けてくださる保護者の皆様の存在です。
わたしはこのチームのために一部昇格したい。
PLが最大限の力をリーグ戦という舞台で発揮できるように。
Chargersに関わってくださっている人が心から喜べるように。
わたしが責任もってベンチから送り出します。
31期 4年 MG 中村彩音