フィリピン、伝承遊びと、外飲みと、昔話 | 浮世離れした、半世捨て人のブログ

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“ 暑くて、やってられねぇ〜 ”

ダバオ市


近所のサリサリ(なんでも屋)、

店先にオカマ6人、

見た目は男子、
身のこなし、
ふるまいはフェミニン。

ボクへも声かけしてくれ、
「コニチワぁ〜」と、

彼氏募集中、なのかしらん(笑


それはさておき、
店の反対側にある、
40%崩壊なあずま屋で、
優雅に外飲みデス。


前の道路で、
チンパンジー軍団、
「Step-in」と言う、
陣取りゲームやってマス。

中には裸足もいたり、
野猿人となり、

「Tikasan/ズルした!」、

「Dakpan/捕まえた!」、

猿人全員がエキサイト、

ボクが住んでた埼玉県で言う、
(全国的にそう呼ぶのかな?)
「Sけん」のような遊び。

道路を占拠し、
車、トライシクルが通る度、
ゲームは一旦止まり、
またすぐに再開され、

猿人たちの叫びは、
夜空に飛び交いつづけ、


それを背にアパートへ戻り、


家飲みへ、
全粒粉パン&蒸し野菜、
レーズンとオリーブオイル、
できあがり。

ローカルのジン、
カラマンシー搾って、
チビチビすすりながら、

ふと思い出す、

25年前に住んでた、
埼玉県のアパート、
2Kで家賃4万5千円。

その隣には、
一番地の全てが公園で、
かなり大きな公園です。

そこには、
「プレイリーダー」と呼ばれる、
若い兄ちゃんが来て、
(ボランティア?)
毎週日曜日の朝、
近所の子どもたちへ、
「伝承遊び」を教えます。


この時、
ボクの子どもの頃、
昭和40、50年代にはあった、
「口伝の伝承遊び」は、
もう無くなったんだ、と。

当時は、
広場(空き地)もたくさん、
遊具有り公園、無し公園、
学校の校庭開放もあり、
遊び場に困ったコトは無く、

ココに必要なのは、
多くの子ども、だけです。


5歳から12歳くらいまでが、
どこからか聞いてきて、

どこかのおじさんが、
教えてくれるのではなく、

子どもたち自身でルールを守り、
(納得いくモノだけが残り)

年少者には、
「マメ」「ミソ」そんな呼び名で、
緩いルールでのゲーム参加させ、

みなが「公平」だと、
納得しながらゲームに熱中する、

「小さな社会」

一旦、失われたら、
再び創り上げるのが難しい。


ここフィリピンでも、
こういった「伝承遊び」、
急減しているんです。

ま、
住宅地では
空き地、公園も無く、
校庭開放も無し、
路上で遊ぶ程度ですが、
路上遊びも出来ない路地も多く、

さらに、
コンピュータゲームなどに、
取って代わられ、
コレは世界中どこでも同じ。


猿人たちの叫び、
アパートまで伝わって着ます、