ピュア、ってヤツかな。 | 浮世離れした、半世捨て人のブログ

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“ 暑くて、やってられねぇ〜 ”

トリル地区

 

通り沿

チキンの丸焼き屋、

こういう露店が一般的、

この店は最近オープンで、

来るのは初めてです。

 


今まで買ってた露店は、

コロナウィルスの影響でお客さんが減り、

税金が払えず「閉鎖命令書」が貼られ閉店中。

 

 

この店でも他に、

「リエンポ/豚の腹身」を売ってて、それを買います

120ペソ(260円

 

  

切り株のまな板上で、

菜切り包丁みたいな包丁で、

リエンポを、トントンしてもらい、

  

切ってくれてる女性、 

18歳だそうで、

右前腕の内側に自分の名前を筆記体の飾り文字でタトゥ入れてて、これも割とフツーかなぁ。

 

タトゥって、

なんとなく、

彼女たちの「変身願望」、

いま置かれている境遇なども含めて、

そんなふうにも思えてきます。

 

 

 

トントンを待ってるあいだ、

 

 

一匹、頭を低くしてスルスルと近寄って来ます、

ボクの脛に顔をこすりつけ、

この状況では、

 

 

・・・こうなりますね。

 


食べ物を扱う店で、

極めて不適切ではありますが ((笑 

 

 

よく見ると、

尻尾は振っているのではなく、

「マルボロ」のカウボーイが、空中でホバリングさせている、ロープみたいに楕円を描いています。

 

 

ずっと昔々、

 

オオカミの中から人間に慣れてきた者を、

そして人間たちも彼らを手なずけようと、

たがいに、ゆっくりと歩みより、人間の形はそのままに、

オオカミの形は犬になったのか?、


そして、その心も。

  

 

形を犬へと変えていくなか、

彼らの頭の形も変わっていき、

そう、

人の手のひらの形に合わせて。

 

 

食べて、生きて、

決して裏切らず、

忠義を尽くし、飼い主の顔を、飽きもせずペロペロ舐め、頭を撫でてもらうのを待っている、

我々の相棒たち。

 

 

ボクは「リエンポ」を片手に、

もう一度、頭を撫でて、

 

 ボク「オマエ、番犬なんだから、初めてのヒトには、ちゃんと吠えなきゃダメだぞ」

 

 

  

帰り道、

 

 

手のひらには、その形、毛なみ、そして、

その熱がまだ残っています。