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外流し下、
また、不法侵入現行犯逮捕、
エサはココナッツのカケラ、
前日、豚肉脂身を刺していたら、
ノラ猫がその匂いを嗅ぎつけて来て、
寄りつかなかったのかもしれません。
その前、2日間はキュウリをつけましたが、
かかりませんでした、
なんでも食べるはずなんですが。
これは、扉側を下にして、
丸太で倒れないよう支えています。
尻尾を除いても20センチはあり、
暴れて扉に体当たりを繰り返しますが、
掛金があり扉はわずかに浮きはしますが、
開きません。
こんな仕掛けです、
硬い鉄線が両端を落ちていき、
落ちきったところロックが掛かります。
簡単なモノですが、
このアイデアは感心させられます。
実は一度、この掛金を忘れて、
翌朝、扉は閉まっているのに、
中は空っぽ、
そして、このカゴはひっくり返ってます。
たぶん、このくらいのサイズのヤツがかかり、
中で暴れ、扉に体当たりして、
逃げ出したのでしょう。
朝日の当たるとこへ移し、
カゴの下にブリキ板を敷き、
これで、中がより暑くなります。
ブリキには朝日に伸びた影、
なにか、もう1匹いるような気にさせられます。
器用に物を掴めるピンク色の指が、
錆びたケージ線を掴み、
その先に爪楊枝のような鋭い爪。
鼻先をヒクつかせ、
放射状に伸びるヒゲは、
周りの空気の微動を感じとり、
黒いガラス球の目、
その目はじっと外を見ています。
30分とたたないうちに、
首を後ろへカクンカクンと、
頷くように反らし始め、
体温調節ができなくなってきたようです。
手洗い洗濯が終わったら、
「汚れ仕事」をして、
また、仕掛けます。
「ネズミのいる環境にしてしまった」、
それが一番の問題なのですが。





