二つの、サバイバル | 浮世離れした、半世捨て人のブログ

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“ 暑くて、やってられねぇ〜 ”

  昨日、

  日本外務省からのメールで、

  ダバオ市のコロナウィルス対策として、

  追加の決定事項の要約が届きます。

 

  食料品、薬品の買出し、通院など、

  緊急時以外は外出禁止。

 

  マスク着用義務、

 

  他にもいろいろあり、

  相当な生活制限になります。

 

  実施は、明日3/26〜4/19 まで、

  ということで、

  開いているスーパーなどは行列に行列。

 

  閉まったままの店も半数ほどあり、

  まだ開いている店には、

  よけいに集まるわけです。

 

  

  トリル地区

  ガイサノ(総合スーパー)モール、

  地下一階のスーパー、

 

  10:30

  レジ行列、

  ここは日本のスーパーのように、

  「レジ応援」がなく、

  行列がいくら長くなっても、

  従業員は気にしません。

 

  お客さんはイライラを隠すように、

  フェイスブックやビデオゲームに、

  熱中するものの、伝統の貧乏ゆすりも止まず、

   落ち着きがありません ((笑

 

 

 

  入場制限と「1メートル離れる」、 

  ということで椅子が等間隔で置かれ、

 

 

  続く、続く、続くぅ〜、

 

 

  折り返して、

  また折り返して、

 

 

  ボクは「買えるモノがあったら買おう」、

 

  ですがギブアップして、

  外のマックでコーヒーを ((笑

 

 

  11:30

  帰りには、

  さっきの行列がモールのエントランスから、

  外へ外へと繋がって、

  500メートルはありそう。

 

  買い物終わるのに、

  (レジを済ませるのに)

  2時間、いや3時間、

 

  もっと、かも。

  

 

  ふと、ある考えが浮かびます、

 

  列べる人は「買える人」、

 

  残りの列べない人たちは、

  「買えない人たち」、

  彼らがかわいそうで、

 

  いいえ、

  そんなことではありません。

 

 

  低賃金で休み無く働く人たち、

  国民の半数近くがそういう貧困層、

  

 

  今、マーケット内にも入場制限があり、

  閉まったままの店も多くて、

  日給300ペソ(650円)程度で、

  休みたくても休めない人たち。

 

  明日から25日間の外出禁止、

  その間仕事もない、その日暮らしの人たち。

 

 

 

  3日前、

  向かいの家の女性(30代)から、

  「お金、貸してクダサイ」と言われました。

 

  旦那さんはトライシクルのドライバー、

  10歳、3歳の娘2人、

  親せきの男子15歳も預かっていて、

  (フィリピンではわりと普通です)

  その日暮らしの生活です。

 

  彼らは「干上がりかけて」います、

  それがいつまで保つのか。

 

 

  ボクは努めてやんわりと断り、

  

  と同時に、

  背筋になにかを感じます、

 

 

  何か良くない条件が、

  揃いつつあることを。