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「あれ、ここでやってるんだぁ」 、
この道、よく通るんですが、
初めて作っているの見ました。
「ビンカ」bingka、
フィリピンではとってもポピュラーな、
焼き蒸しパン。
米粉ベースにココナッツミルクの香り、
もっちりしてて、日本人も好みかも。
上下に炭の入った大きめの空き缶、
これで焼き蒸します。
ボク、知ってはいますが、
社交辞令というか、
「材料はなに?」、
兄ちゃん、
「そりゃ、シークレットだよ」、
お互い、社交辞令的に、
「ァハハハぁ〜」、
兄ちゃん、
「ニッポンにもビンカある?」、
ボク「似たようなヤツあるよ」、
兄ちゃん「オレ、ニッポンで働きたいなぁ、
ここじゃ食べていくので精一杯だよ」、
これ、けっこう言われ、
まぁ、みなさん就労ビザを取るには、
ビザ審査の条件を満たせる会社、団体等、
有力なスポンサーがいなくてはならず、
そのハードルがどれほど高いかを知っているので、
ちょっとした愚痴みたいな感じです。
これは小さいヤツ、
使っているのは、
サーディン(イワシ)の缶詰の空き缶かな。
すべて「バンケロハン」という、
ダバオ市で一番大きなマーケットへ卸し、
ここで粗熱をとってから、
小さいヤツは袋づめ、
大きいヤツはバットに並べて、
翌朝には、
マーケットの店先へ届くわけです。
大きいヤツは10ペソ(22円)程度、
小さいヤツは3個一袋で、
20ペソ(45円)程度、
お客さんのポケットの中身、
つまり予算も決まっていて、
マーケット内でも同業者や、
他のパン屋間での競争もあり
さらには納入業者(競争相手)数も多くて、
価格が抑えられやすいモノでもあり、
なかなか厳しいのが現状です。
最近、食べなくなったけど、
久しぶりに食べてみよう、ビンカ。





