オヤツタイム。 | 浮世離れした、半世捨て人のブログ

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“ 暑くて、やってられねぇ〜 ”

  18:15

  

  「あれ、ここでやってるんだぁ」 、

  

  この道、よく通るんですが、

  初めて作っているの見ました。

  「ビンカ」bingka、

 

  フィリピンではとってもポピュラーな、

  焼き蒸しパン。

  米粉ベースにココナッツミルクの香り、

  もっちりしてて、日本人も好みかも。

 

 

  上下に炭の入った大きめの空き缶、

  これで焼き蒸します。

 

  ボク、知ってはいますが、

  社交辞令というか、

  「材料はなに?」、

 

  兄ちゃん、

 「そりゃ、シークレットだよ」、

 

  お互い、社交辞令的に、

  「ァハハハぁ〜」、

 

  兄ちゃん、

  「ニッポンにもビンカある?」、

 

  ボク「似たようなヤツあるよ」、

 

  兄ちゃん「オレ、ニッポンで働きたいなぁ、

                 ここじゃ食べていくので精一杯だよ」、

 

  これ、けっこう言われ、

  まぁ、みなさん就労ビザを取るには、

  ビザ審査の条件を満たせる会社、団体等、

  有力なスポンサーがいなくてはならず、

  そのハードルがどれほど高いかを知っているので、

  ちょっとした愚痴みたいな感じです。

 

 

  これは小さいヤツ、

  

 

  使っているのは、

  サーディン(イワシ)の缶詰の空き缶かな。

 

 

  すべて「バンケロハン」という、

  ダバオ市で一番大きなマーケットへ卸し、

  ここで粗熱をとってから、

  小さいヤツは袋づめ、

  大きいヤツはバットに並べて、

 

  翌朝には、

  マーケットの店先へ届くわけです。

 

  大きいヤツは10ペソ(22円)程度、

  小さいヤツは3個一袋で、

  20ペソ(45円)程度、

 

  お客さんのポケットの中身、

  つまり予算も決まっていて、

 

  マーケット内でも同業者や、

  他のパン屋間での競争もあり

  さらには納入業者(競争相手)数も多くて、

  価格が抑えられやすいモノでもあり、

  なかなか厳しいのが現状です。 

 

 

  最近、食べなくなったけど、

  久しぶりに食べてみよう、ビンカ。