トリル地区
近所のサリサリストアのカウンター下、
いつものように、
お母さんと子ども、よぉ〜く寝てます。
チビ(もうチビなサイズじゃありませんが)、
見ているボクが肩がコリそうな、
見事な「C字」、
どーゆー背骨してるんでしょ ((笑
その時、
お母さんが目を覚まし、
キッと、カミソリのように鋭く睨みます、
その目はボクを半歩下がらせ、
さらに突き刺す針のような瞳孔、
ボクは見返す目を下げ、
お母さんに降参します。
お母さんの小さな牙が怖かった、
その鋭い鉤爪が怖かった、というより、
お母さんの「子を守る意志」に、
押し返された感じです。
その意志に、
チビは安心していられるのでしょう。
ボクは小さい頃、
とてもお母さん子だったんです。
12年前に肝細胞癌で亡くなった母、
チビの無防備さを見ていて、
今さらながら、
「守られていたんだなぁ」と、
それがお母さん、なんでしょうね。


