我らが公共交通機関、The ジプニー、

これは一番ポピュラーな「ネルソン」と呼ばれるタイプ、
フィリピンで人気のトヨタ「タマラオ」(水牛の意味)、
日本でいう商業車版ランクル・プラドみたいな車両をベースに、
後ろの荷台を1メートルくらい延長します。
エンジンは、ターミナル、あるいは故障で、
ボンネットを開けているヤツを見ると、
みなイスズの四気筒ディーゼル、
たぶんエルフの2トン車から降ろしたモノ。
車両値段は90万ペソ(190万円)、
ダバオの最低賃金は370ペソ/日、
月に25日働いて1万ペソ弱/月、
単純にわり算しただけでも、返済には約8年。
まぁ、なかなかの値段で所有するのも大変で、
所有者は別にいて「ドライバーはレンタルする」、
そういうケースも普通のようで、
うる覚えですが、
1,000ペソ/日がレンタル料だったきがします。
燃料代を引いたドライバーの手取りは1,000ペソ前後、
悪くはないとのですが、
やはり、みな「暑いくてヤダよ~」とこぼします。
そして「故障」、
路面がラフなら、運転もラフ、
車両の部品は相当・・・・でして、
ドライバーたちが「オーバーホール中、ダヨ」、
となると、1ヶ月「ドック入り」も普通でして、
その間、収入ゼロ ((涙
そんな、公共交通機関、The ジプニー、

んん、ん?
ちと、ズーム、

ぉぉ~っ!!
カーボンファイバー!!
シールのニセモノじゃありません、
でも、なんでジプニーのボンネットに、
とっても高いカーボンを。
陽射しを浴びて艶やかな、
トカゲのウロコを思わせる幾何学模様、
カオスなここ北緯7度で、
きちんと揃ったその規則正しい模様、
いつもとは違う、
そう、まったく違う、
「良いダメージ」を受けました ((笑