エコランドにあるSM(総合スーパー)モール内、
人魚のコーヒーで、

ずっとマグカップで飲んでいたんですが、
毎回「カップを先にお湯で温めてね」と、
ステンレスのコーヒーサーバー横、
お湯の蛇口を指さして、
一度お湯を注いで、捨てるジェスチャーをするのも、
なんかメンドーくさくなって、
「ブルード・コーヒー、スモール、一つ」、
(ブルードとは「淹れた」という意味)、
そう頼むだけになっちゃいました。
モール内、他にもローカルのコーヒーショップはありますが、
なんかイマイチで、結局ここへ来るんです。

そんな必要はないのですが、
リュックにはキャンドゥで買った、
簡易ロックをかけるのも習慣になり、
2、30分おきに、
現金輸送車が正面エントランスに乗り付け、
たまに、ガードマンが外で待っていたりして、
こういう時は例外なくショットガンを、
黒いナイロンベルトで肩掛けしていて、
もう、一つの見慣れた風景です。
日本の人魚のコーヒーでは、
いちいち「カップ、温めてくださいね」、
などと言わなくても、
一連の流れでカウンターへ出されます。
モール内のスチール椅子へ、
リュックを簡易ロックをかける必要もなく、
もちろん、ショットガンなど見ることはありません。
カップを温めること、簡易ロック、
そしてショットガン、
これらは一つのセットのようなモノで、
無関係ではない、そんな気がします。
もし、そうならば、
いちいち「カップを温めてくださいね」、
そんなことを言わなくても、
温められて出されるようになれば、
ショットガンを見ることもなくなるのかなぁ、
少し冷めたコーヒーを飲み干し、
店内のゴミ箱へ、フタと紙カップを別けて捨て、
帰りのジプニーを拾います。
