「終点まで、大人1枚」 | 浮世離れした、半世捨て人のブログ

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“ 暑くて、やってられねぇ〜 ”





9:30

日本のセブンイレブンには、到底かなわないものの、

ここ北緯7度にも、そのチェーン店があります。


「これぢゃぁ、原発いるわけだょ」、

というほど、顧客重視で十二分に冷やされた店内。


レジの、赤いファスナー制服、

お腹がパンパンに張った若い女子店員に、

最近覚えた「エアコンを弱めて下さい」と、

ビサヤ語で懇願してから、イートインへ、
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いちおう、ステンレスのマシンから淹れられたモノ、

いちおう、ブラックのまま飲みます。






店舗正面の9ミリガラスが、

外のカオスを遮ってくれますが、

見えるモノは、見えるわけでして、
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山間部から、買い出し部隊を運んで来てくれた、

哀愁1号 。



屋根にはお米でしょうか、それとも飼料か、

どちらにしても、屋根がふさがるほど積み、

ギュウギュウとロープかけされます。



そこへ部隊員が乗り込む前に、

正面の、ここセブンイレブンで、

18ペソのソフトクリームを、

バニラにするか、チョコにするか、

店員がイライラしながら注文を待っていようとも、

じっくり考えて二者択一します。

これから戻る、控え目に言って「山間部」では、

けっして買えないモノですから。




白木のドアもくくりつけられ、
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新築なのか、それとも改築なのか、

その家には、このドアと同じ長方形が開いていて、

家族全員、もしかすると放し飼いの雑種犬までもが、

この幸運を招き入れるドアを、待っているのかも。





カフェインでボクの頭は冴えていても、

このドアが開閉されることになる家、

まったくイメージわきません。




ふと、

哀愁1号へ同乗したくなったりして。