ボホール島から、ダバオへ移り一年半が過ぎ、
気づいたのは、
雨は、夕方以降のパターンが多く、
洗濯物を干したまま出かけやすい。
けっこう重要です、手洗い洗濯のボクには(笑
とはいえ、物事には例外がつきもの、
マーケット周辺のカレンデリア(庶民の食堂)で、
お昼頃、みるみるうちに、雲が太陽を遮り、
「ぁ~、もう間に合わないなぁ~」と舌打ち、
そして、ブリキ板屋根に砂利でも撒いたような雨粒の音。
しっかり乾いたボクの洗濯物が、
しっかり濡れていくのが目に見えるようです(涙
シャツ、ズボン、タオル、
お気に入りのグンゼ・ボディワイルドブリーフも(涙
どうしたら、こんなにたくさんの水を、空に蓄えておけるんだろぅ、
そのくらい降った後、土砂と捨てられたゴミでふさがり、
溢れる側溝に気をつけながら、アパートへ戻ります。
と、洗濯物はドア前の軒下にしまわれていて、
ラッキー。
隣へ預けられているメラニー(女子14歳)がしまってくれたよう、
つり目で、髪を引っ詰めて、余計につり目に見え、
そして、超無愛想なメラニー(笑
いちおうドア越しに中を見て、
「サラマット/ありがとう・ビサヤ語」愛想よく言い、
メラニーはフィリピン人がよくやる、
頭を軽く一回後ろへ反らす、頷きの仕草をします。
これで、同じ物を二度乾す必要がなくなったわけです(笑
こういうことは逆もあるわけでして、

15:30
いつの間にか空が暗くなり、
冷たい西風が部屋の空気を入れ替えます。
「来るなぁ」とアパートにいるボク、
すでに扇風機は止めて、コンセントは抜いてあります。
舌打ちして、外へ出て、
パンツ一丁で隣の洗濯物をどんどん肩にかけ、
見るとはなしに洗濯物のほつれ、穴、
生地が薄くなった肩の部分、などが目につき、
家族五人、プラス親せきの子ども二人を預かり、
三十代の旦那さんはトライシクルのドライバー、
奥さんは、どこかへ働きに出ていますが、
その暮らしは、洗濯物に現れています。
ハリガネから、全てを肩にかけ、
最後に、洗濯バサミがついたハンガーを右手でつまみ上げ、
その洗濯バサミには、パンティがぶら下がり、
振り返ったら、
メラニーがいます。
パンツ一丁の日本人、
洗濯物を肩に盛り、右手にハンガー、
ハンガーにはパンティ。
どうやら、ピンチのようです(大げさぁ~/笑