頭髪、特にトップ部の心配が一切不要だった二十数年前(半涙)

その青年(ぷ)の隣、
イギリス・バーミンガムから来たロス、
場所はオーストラリアのパース近郊、
スワンボーン・ヌーディストビーチ(笑)
別に、ロスとボクは関係ありません(キッパリ)
彼は恥ずかしがって、海パンを、
ボクはもちろんスッポンポン、
ヌーディストビーチですから、
正装で(笑)
彼の仕事は法廷で文章を読み上げ(職名は忘れました)、
ユースホステル近くの公園でいつも発声、発音練習、
当時のガールフレンドは日本人。
ロス「西洋人どうしのカップルで花束を渡しても、
社交辞令で受け取るだけだけど、日本人は違うね、
レイコは本当に嬉しそうに受け取ってくれる」
彼は、そのレイコさんの写真を見せてくれ、
彼女、一重まぶたのどこにでもいるタイプ、
きっと「校則通りのスカート丈に、お下げ髪」だったんだろうなぁ、
ソックスもお母さんがヨーカ堂で買う、3足パック品、
そんな印象です。
さらに、彼は彼女からの手紙も見せてくれ、
ありがちな丸文字が並び、絵文字や簡単なイラストが、
散りばめられて、象形文字風。
ロス「ウエスタンじゃあ、こんなフェミニンな手紙は絶対無いよ!」
ボクが「フェミニン」という言葉の意味が分からないでいると、
ロスはちょっとイライラして、
「これはとっても大事な言葉だから、辞書持って来て!」
三省堂・ニューコンサイスによると、
ふむ、レイコさんは「女性っぽい」わけです。
ロス「違いは魅力でもあるんだよ」と。
今、
北緯7度のここで知り合ったマーク(男性30代)、
仕事は政府のセキュリティ関連(ホントかなぁ)
奥さんと二人の子供はルソン島にいて、
家庭内は複雑な模様です。
彼の庭で、ぬるいレッドホース・ビールに、
氷を浮かべてボクと飲んでいると、
マークの目下の目標、
「日本のメイドカフェに行くこと」(笑)
ローカルスマートフォンでニホンゴを拾ってきては、
「ドウゾ、ドウゾ」と家に入ってと手で示し、
「ハイ、アリガト、ゴザイマス」と、
こちらが恥ずかしくなるほど、
お辞儀します(笑)
マーク「日本のサラリーマンがスーツ姿で自転車で通勤する、
自転車は前にカゴ(バスケット)があるヤツ、
ネクタイが風で後ろになびくんだよぉ~」
ボクは自分もかつてはそうだった、とは言わずに聞き役に、
マーク「憧れるよなぁ、超クールだよ」
麻薬撲滅、取締強化を前面に強行するドゥテルテ大統領、
7月の就任から8月初旬までに、
その取締りのターゲットになり、
射殺された人数は700人を越えたそうです。
マークの目に、日本人サラリーマンの姿が、
フィリピンで起きている事の対極に映るのでしょうか。
その違いが魅力に映るのでしょうか。