The ビギニング | 浮世離れした、半世捨て人のブログ

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“ 暑くて、やってられねぇ〜 ”

こんにちは、
ボホール島のカケスです。

薄曇り、気温29°C、チューニングの悪いラジオからポール・アンカの歌声。
最近はどんな曲を聴いても「熱帯に合うなぁ~」と錯覚してしまいます。



セブ島滞在最後の夜に、
Taboan マーケット訪問、
イメージ 1
フィリピンでも有名な干物マーケット。

フィリピン人、他アジア人がお土産として買いに来ます。

こういった店が30くらいあり、
アロマプンプンです。

それにしても、上のパステルカラーウクレレ、

店に合ってませんね。

まあ、お土産ショップですから。


イメージ 2
写真右、魚の骨の干物。

日本の海苔のようにシート状になっていて、

油揚げして、オツマミにするそうです。

次回は、1シート買ってサンミゲルビールとの相性を検証します。





翌朝のフェリー、バンカーボート待合エリアで、

ひと際目立つ韓国人青年(30~33歳)、ハンサムです。

身長180センチ、ジムで鍛えた身体に黒いノースリーブ。

ソウルでカットし、手入れされた黒髪。



隣は彼女、小柄で細いフィリピン人、グレープフルーツのような胸、

いい感じのカップルです。



「取巻き」がいます。

彼女のお姉さん2人と、旦那2人、
各子供2人。

そして、ナーナイ(お母さん)。

更に、工事現場のブルーシート生地で作られた、

パンパンに膨らんだLLサイズお土産バッグが5個。

バッグ柄は「フローズン風」「トランスフォーマー風」

キム君(仮称)の表情は、厳しい実刑判決を待つ被告人。

対して軍団はウキウキ、身体が勝手に動いてしまいます。



ボクも7年前の初上陸の際は、キム君同様だったのかもしれません(笑


乗船タイム、72人満席イメージ 3

キム君隣はお姉さんと子供、
その隣はナーナイ。

他の軍団は、
より涼しいサイドデッキへ。

彼は暑さに慣れてないようで、汗が額、もみあげ、首周りをつたい落ち、始終ハンカチを当てています。

グレープフルーツ胸の彼女が汗を拭いてあげますが、彼の表情はさえません。

ウキウキ軍団はジャンクフードの袋に手がかかります。

キム君にも勧めますが、彼はほんの少し微笑み手で制します。

ジムへ通い規則正しい生活のキム君、

タンパク質、炭水化物、ビタミン、ミネラルのことを良く知っています。

今、ご飯が炭水化物であることすら知らない軍団に囲まれて。

ふと、
ナーナイがポジションを変えて、
アテ(長女)がナーナイの髪の毛をかき上げて、頭の皮膚に目を凝らします、

コト(シラミ)獲りです。

キム君、その光景を横目にしばらく見てから、目を閉じます。

この船旅は彼の目にどのように映ったのでしょうか?


ボクも他人のこと言えませんが(笑