記録的な雪が降った北海道小樽市では市民生活への影響が続いています雪の結晶

その一方で、雪不足に苦慮していたスキー場などにとって“恵みの雪”となったところと、そうじゃないところと明暗が分かれています。

8日、統計開始以来最も多い69センチの雪が降った小樽市。
記録的な大雪から一夜明けた市内は道幅も狭くなり至るところで立ち往生となり、市内を走る路線バスは一部の路線が運休したほか、30分から1時間程度の遅れが出るなど、市民生活への影響が続いていますあせる

その一方で…札幌市南区のスキー場にとっては待望の雪に猫一部のコースで滑走が可能になり、ようやくオープンにこぎつけました。

去年より20日ほど遅いオープンに、待ちわびたスキーヤーやスノーボーダーがさっそく訪れ、初滑りを楽しみました。
それでもまだ積雪が足りないため、リフトの運行は1本のみ。
山頂に近い急斜面の開放やナイター営業にはまだ雪が足りず、スキー場では今後の降雪に期待しています雪だるま

(札幌リゾート開発公社 栗原宏介さん)「ようやくオープンすることができましてほっとしております。このあとやはり順調に降雪してもらって、地元のお客さんが多いスキー場なので、皆さんが楽しんで喜んでいただけるように期待しております」

ところが、スキー場はスキー場でも恵庭市では…?

(松田カメラマン)「昨年のこの時期にはオープンし賑わっていたこちらのスキー場ですが、ことしは閑散とし、地面からは草などが見えている状態です」

このスキー場では去年同様、お得なリフト券を準備して先月下旬のオープンを目指していましたが、今もなおオープンの目処が立たないほど雪不足の状態が続いているといいます泣くうさぎ

(恵庭市健康スポーツ課 村上亮介主任主事)「こちらをご覧いただければと思うのですが、現時点で積雪が10センチ程度と、安全に開設できる目安・40センチから50センチに満たない状況となっております。市街地と比べても雪が少ないような状況なので。そこでいまやっていませんよとお伝えするのもなかなかつらいところがあります」

8日までの3連休、道内を襲った局地的な大雪。
地域によって雪の降り方に差が出たこともあり、その受け止めは悲喜こもごもとなったようです。