今年の清明節は4月5日でした。今や緑茶の生産地では、忙しい日々が続いていることと思いますニコニコ

今年の緑茶の味わいはどうかな~と手元に緑茶がやってくるのが楽しみな時期ですラブラブ

 

  緑茶の生産量

 

中国緑茶の生産量は中国茶総生産量の60%近くを占め、安定の生産量第一位となっています。2024年度は前年度の生産量より6%超の増加となったそうです。とはいえ昔は緑茶の生産量は70%以上と言われていましたので割合的には減少しています。お茶の生産量の中でも昨今の紅茶の生産量の増加が大きな要因の一つとなっているのでしょうか。

 

  緑茶の産地と主な種類 その1

 

中国の緑茶の主な産地には、杭州を含む浙江省、黄山のある安徽省、武漢市が省都の湖北省、太湖を含む江蘇省、景徳鎮が有名な江西省などがあります。

ご存じな方も多いかとは思いますが、各省の銘茶をご紹介します。

 浙江省

〇西湖龍井茶(炒青緑茶)

中国緑茶といえば、この名を一番最初に思い出すのではないでしょうか。「龍井茶」といえば、獅峰、龍井村、雲栖、虎跑、梅家塢の五か所で生産されたものが一番有名でかつ美味しいピンクハート 地方基準である「杭州市西湖龍井茶基地保護条例」の中では一級保護区に指定されている地域です。その他に二級保護区があり、更に 国家基準である「地理標示産品保護規定」にはこの二つの保護区を総称して「西湖産区」とし、ここで生産されたお茶のみを「西湖龍井茶」と呼ぶことができるとしています。そのほかに「錢塘産区」と「越州産区」という生産地区があり、それぞれ錢塘龍井茶、越州龍井茶と呼びます。豆香と言われる独特の香りが日本茶とは違い、魅力的です。

龍井茶】 

 

〇安吉白茶(洪青緑茶)

名称には白茶とありますが、緑茶に属します。浙江省安吉県の特産で、「国家地理標示産品」でもあります。なぜ白茶?と思われる方も多いのですが、このお茶の品種名が「白葉一号」で、ここから名前を付けたからなのです。春まだ浅いころには茶葉の色が白く、気温の上昇とともに緑色を呈していきます。お茶にする際には緑茶の製造方法を採り、緑茶の香りと独特なさわやかな風味が人気です。

 安徽省

〇太平猴魁(洪青緑茶)

独特の茶葉の形を持ったお茶で、安徽省黄山市黄山区で生産されています。以前黄山区は太平区と呼ばれていたため、名称には「太平」の文字がつけられています。猴魁と言う名称は坑という地で王魁成という人がこのお茶を作ったからこの名になったと言われることも多いですがその由来は様々です。猿の足が茶葉の形に似ているからだという人も。それもまた「なるほど~」と思えるお話かもしれませんニコニコ

茶葉がとても大きいので、グラスでお茶を頂きます。蓋碗や急須では茶葉が入りません笑い泣きお湯の温度は85℃~90℃で、2煎目からはお茶を3分の1くらい残して、お湯を継ぎ足して飲む…という方法で4~5回ほどいただけます。ご自身の飲み方や場所によって淹れ方も変わりますので、いろいろ試してみてくださいね。

【太平猴魁】

 

〇黄山毛峰(洪青緑茶)

安徽省黄山市で生産される中国十大銘茶の一つに数えられます。このお茶は清明節から穀雨節前後に生産され、1級とされるのは一芽一葉又は一芽二葉の葉が開きかけた時に摘採した茶葉を使います。茶葉の形は雀舌の形とされ、先が尖がっています。葉には白毫があります(これは葉の裏にある産毛のことです)。お茶を淹れるとお茶にたくさんの産毛が浮き上がりますが、決して「何これ~びっくりマークなにか浮いてる~ガーン」とビックリしないでください。白毫があればあるほど高級とされていますOK

黄山に観光で訪れることがあれば、是非購入してきてくださいね~

試飲と茶葉を見ることを忘れずに!!より良い茶葉を購入してくださいルンルン

 

〇六安瓜片(洪青緑茶)

六安市大別山一帯にて生産されるお茶で国家級の無形文化財の一つに数えられています。このお茶は芽や茎が入っていないません。これが大きな特徴です。良いお茶と言われると「芽」がとても大事!みたいな話をよく聞くと思いますが、そこを取り除いて「葉」のみで作られています。「葉」だけだから…というわけではないと思いますが、濃い緑色で柔らかい葉は見るからに美味しそうですラブラブ清の時代には皇帝へも献上されていました。

 

 湖北省

〇恩施玉露(蒸青緑茶)

湖北省恩施市で生産されるお茶です。中国では数少ない日本の煎茶の製造方法の一過程にある「蒸し」で殺青(茶葉の発酵を止める工程のこと)するお茶で、その製造過程は2022年のユネスコの無形文化遺産にも登録されています。(中国の伝統的製茶技術とその関連風習という項目の中の一つです。)製造方法の動画を見ていると、昔の煎茶の作り方に似ているような気も…。茶葉も日本の玉露に良く似ています。だって製造方法が似ているもの~(しつこい私爆  笑)日本茶の製造の歴史について詳し方に機会があれば、確認したいと思います。

 

続きはまた次回に~

 

桜イベント情報

来る4月20日に「癒しと占いと美容のひととき」というイベントに参加いたします。占いや美容の合間にお茶も楽しんで、時にワイワイ、時にゆったりとしたひと時を楽しんでいただくイベントです。千葉県市川市本八幡にある京葉ガスコミュニティーセンターで開催します。入場無料です。お近くでお時間のある方は是非いらしてくださいね!

 

お茶は阿里山烏龍茶、阿里山金萱茶、鳳凰単叢などをご提供予定です!

詳しくは添付のサイトをご覧ください

お待ちしていますおいで