エスカレーター考
前々から拙ブログ で主張している通り…
私は人々のエスカレーターに対する危険 性の認識 がその設置数のあまりの多さによる日常性のために希薄 になっていることを憂いている。エスカレーターはもともと健康 な人間 が楽をするために生み出された機械 であり、利便性の裏で使い方をちょっとでも間違えただけでも重大事故 に繋がってしまうのである。
横浜市営地下鉄 や名古屋市営地下鉄 がエスカレーターでの歩行を禁止する案内をしたのは間違っていない。
例えば。直方 形の角材があるとする。その同側面に右側に鑿の歯の先を秒速1mで、左側を秒速0,2mでそれぞれ往復させる。数分後にその側面はどうなっているだろうか?この側面がエスカレーターの機械的な疲労に例えられるのだ。いくらメンテナンス を行うといっても、このような左列を停止、右列を歩行という使い方をするとこのような無理が機械にかかるのだ。もちろん、横浜市営地下鉄に寄せられた意見 にある「歩行者 による他の利用者への影響」のようなソフト 面での問題もある。安全に使うのであれば、ハード 的にもソフト的にもエスカレーターの歩行とくに「歩行列 と停止列を同一機で別ける」はやってはいけないのだ。
このほかにもソフト面でエスカレーターに好ましくない事例がある。足場が安定しないし、そもそもエスカレーターに載せての利用は設計の段階で考慮していないので、ベビーカー や買い物カート を乗せてエスカレーターに載ってはいけない。エスカレーターはちょっとしたエラー ですぐに止まるように設計されている、そうでないと巻き込み事故 などの致傷致命的な事故を防止できないからだ。さて、不安定な状況で特に下りのエスカレーターで分速何十メートル で動いている物が突然停止したらどうなるでしょうか…、慣性 の法則です。これでもベビーカーをのせますか?
一番考えて欲しいのは、エスカレーターの間違った使用法を是正する貯めの告知をマスコミ 諸氏特にテレビ 番組 でもっと行うべきだと思うのだけれど。エスカレーターの事故は利用者が間違った利用法だと分かっていれば防げていた事案も多いはずだ。学校教育 の安全指導の中に取り入れることも検討して欲しいね。
[参考]エスカレーター 横浜 地下鉄 「歩かないで」 構造上想定外 (ヤフー ニュース )
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071126-00000026-maip-soci