ダートグレードの高さで食える競馬の時代ではない | タイトル未定

ダートグレードの高さで食える競馬の時代ではない

2008年ダートグレード競走の格付が発表 になった。カペラ ステークスが新設され、黒船賞 が休止となり全体としては数は変わらない計算ではある。競馬場 の廃場による数の減少がないのはある意味 ありがたいことではあるが。しかし、不満は大きい。

GI とJpn?は国内のグレード格としては同格であるとされている。さて、問題である。今年の日本ダービー天皇賞 と同格に川崎記念南部杯 を語ってもいいのだろうか?私は元来、そうでなければいけないと主張している。しかし、その前提条件が危ういことは認識 している。グローバルな視点で見れば、疑問を呈されても残念ながら不思議 ではない現状だ。

また、例えば存続に揺れる岩手 競馬が本当にJpn?レースを予算 的に成立させる、つまり赤字を出さないでレースを運営しきることが果たしてできるのであろうか?

現に笠松 競馬ではダートグレード競走から撤退したし、金沢名古屋 ではレース減となっている。福山 競馬のようにそもそも実施しなくても集客 できている場もある。なぜ、岩手競馬ではそれが出来ないのか。プライド や中央を気にしている余裕などないはずだ。

もう、武豊JRA のダート馬が遠征しさえすればダートグレード競走が盛り上がる時代は終わっているはずだ。

競馬を続けたいのなら、格より実である。「武士 は食わねど高楊枝」は競馬経営 には通用しないはずだ。身の丈にあった運営をしていかないと、そしてメンバー の充実や夢をもてる配当も期待できること、これがなければ明日はない。

[参考]2008年 ダートグレード競走の格付けが決まる-keiba.go.jp

http://www.keiba.go.jp/dirtrace/dirt_info_071119.html