JRAはばんえいの繁栄を阻止するつもりか
本日 付の日刊スポーツ のコラム に気にになる記事があった。
先日の6人のJRAの騎手 が参加したばんえい競馬 のエキシビジョン 競走における話。
ばんえい競馬側がこのレースに参加する騎手の顔写真 をJRAに借りようとしたところ、拒否された上に「ばんえい競馬のイベント に参加していいものなのか」と反対意見 を口にした職員がいると言う。
確かに本職以外の場で怪我をして本職である中央競馬 のレースに騎乗 できないという事態が起きた場合を想定するとそういいたくなる気持ちにはなるだろう。
しかし、JRAの設立趣旨を忘れてはいけない。
「競馬 の健全 な発展を図って馬の改良増殖その他畜産 の振興に寄与するため」である。
重種馬 の育成を進行するためにはばんえい競馬の存在 が不可欠である。つまりはばんえい競馬場の存在そのものが畜産の振興と言えるはずである。そのばんえい競馬はかろうじて存続している状況である。
そのばんえい競馬を広く注目しさらに反映する為の一助としてJRAの騎手がエキシビジョン競走に参加したのである。であれば、話を通す順番を違えたという落ち度はあるかもしれないが、JRAとしては彼らが参加しやすいように配慮することがひいてはばんえい競馬を盛り上げ畜産を振興することに繋がるのではないのか?
そんなに自分たちの興業だけが大事なのなら、今すぐ地方競馬 や海外 競馬との交流を中止して、自分たちだけで競馬をやればいいじゃないか?でもそれではもはや成り立たないだろ?
危険 な目にさらされたら、それを心配することも大事だ。でも、騎手たちが違う形ではあるが競馬の一興業を護りたいと思う、その気持ちは汲んであげるべきではないのかい?