時間の厚みを一言に集約することはとても難しいことなのだけれど、
目一杯空気を吸い込むために、鋭く、短く、息を吹き返すための序文を、書いておきます。
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書くこと、撮ることが呼吸に等しい私であります。
その呼吸が自分の為にあることは自明であるものの、
その可能性を無視してはなりません。
他者の体内に入った毒を吸い出し、
吐息で他者の手を温める行為が呼吸の発展形であることを忘れてはいけないのだと、
私は信じています。
呼吸の発展形に他者の呼吸があり、他者の呼吸の発展形に自分の呼吸があるということ。
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一旦心停止した「さよなら、テレビジョン」の心臓を、もう一度動かし始めます。
インターネット上に沢山の手足を持ち、仮想の空間だけではなく実際に、皆様の目の前にも。
いきなり色々始めても不整脈を起こすだけ。
まずは息を整えるべく、明日からそれぞれの企画の内容を公開していきます。
白木一郎とニュース番組、お料理番組とアンテナショップ。
クアッドコアの人力テレビ局が、息を吹き返します。