つらつら/神様父さん | ストイックタンタン(仮)

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ゴッドファーザーが好きだ。

泣いたわけではないけれども、

何度も何度も観る作品の一つ。

どちらかというと、

文法の確認とか、

演出的な面で影響が大きい。



秋と、深夜作業をするときは

ゴッドファーザーを観たくなるし、

観るようにしている。



何度も見直したけれども、

手放しで賞賛出来る作品ではない。

女の人の扱いが雑だ。

ビト・コルレオーネの妻の扱いが特に。

あの人の心情を読み取れるようなくだりがもっとあれば、

より重層化して面白さが増したような気がする。

監督本人の副音声でも観ていて、

この映画は家族映画だと言っていた。

ならば尚更、ビトの妻はもっと描くべきだったと思える。

どんな家族でも、お父さんがいるなら、お母さんはいるものなのだから。



今日も、

というか今も、

ゴッドファーザーを見ている。

1作目。

ビトがトマト畑で死ぬ前のシーンの照明と構図の素晴らしさに、

今更ながら気が付いた。

息子であるマイケル・コルレオーネと

父であるビト・コルレオーネが、

話すシーン。

二人の顔にさす光と影と、

遠近を使った二人の距離感の近さは、

二人の台詞以上に

二人をよく表現している。

是枝監督の「歩いても歩いても」

における樹木希林さんの照明も凄かったけれど。





というかどちらかというと

きききりん

と打ち込んで予測変換で漢字が出てくることの方に驚いてしまっている。

ろけんろーる。