5月28日 火曜日。
再び、カズさん達と一緒に千葉県にある動物愛護センターまで
ボランティアでトリミングに行ってきました。
何度出向いても悲しい場所です。
どうして犬達の命はこうも簡単に絶たれなくてはならないのでしょう。。。
人間の命は大切で、犬の命は大切ではないのでしょうか。
私達トリマーがボランティアとしてトリミングに行くことで
新しく飼い主様が見つかったり、不衛生な環境にいるワンちゃん達の
衛生面を改善してあげることができ、とても大きな意味をもつ活動で
あると感じていますが、
根本的な部分を考えるとやはりそれ以前に
『安易に仔犬が買える環境』を改善する必要性が
おおいにあると痛感しています。
ペットショップで見かけたワンちゃんを衝動買いできる環境。
ここに問題があるのではないでしょうか。
しっかり最後まで面倒を見てあげられる飼い主様であるか
ワンちゃんはトリミングというお手入れが必要です。定期的に出してあげられる飼い主様であるか
私達の10分の1または20分の1程度しかない体重の子達に
優しく接することができる飼い主様であるか
暴言、暴力、虐待をしない飼い主様であるか
こういうことを審査してから仔犬を譲渡する必要があるんだと感じています。
日本ではまだこのような審査の法律はありませんが、
外国では審査が義務付けられている国々があります。
見習わなくてはならない事がまだまだ沢山あるようです。
ここからは、
5月28日に行った動物愛護センターでのボランティア・トリミングの写真を掲載します。
悲しい写真もたくさんあります。
現実としてご覧いただければと思います。
そして、皆様が今飼われている愛犬を今までよりも更に
大切に可愛がってあげて欲しいと心から思っています。
ワンちゃんは飼い主様を選ぶことは出来ず、
どの家庭にもらわれていくかによってセレブのような生活をできる子もいれば
こうして殺処分という運命をせまられる子もいるのです。
ご自身の大切な大切なワンちゃんを絶対に手放さないと
強く誓ってほしいです。
毎日処分されていく沢山のワンちゃん達へ。
私達が救ってあげることもできず、本当にごめんね
ご冥福をお祈りすると同時に、私から沢山の沢山の愛情を送ります。
たくさん撫でてあげたい。 たくさん可愛がってあげたい。
アメリカのサンディエゴから駆けつけてくれた
りかさん達。 たくさんのトリミング用品を寄付してくれました。
ケンさん
ボラトリに参加してくれたみんな
カズさんが担当したこのスピッツの子は
疥癬という、虫が皮下に住み着く皮膚病を
発症していました。 そして毛玉を切り裂いていくと
中にはコーヒー豆と同じ大きさまでに膨れ上がった
疲れて眠くなっちゃったね。
血がでるまで掻き毟ってしまうので
りかさんが寄付してくれた洋服を着せてあげました。
ちょっと大きい。
ちゃんとトリミングしてきました。
簡単版のハートを作ってあげました。
がうつってしまうからと、離れでおろしてあげたカズさん。
優しく洋服を着せてあげている姿に胸が熱くなりました。
この子はこの場を一歩もあるかなかったそうです。
よく見ると太ももがとっても細かった。
きれいにしてあげた子達を収容部屋に戻さなくてはいけない。。。
みんな悲しい
せめてマイクロチップさえ入っていれば・・・・。
マイクロチップの有無を確認する機械。PS.
りかさん達がトリミングしてくれたチワックスの子と
ハスキーの子は、この日に譲渡先が決定しました。