こぐれ塾『広島に原爆を落とす日』
昨日、千秋楽を迎えました。
連日たくさんのお客様にご来場いただき
誠にありがとうございました!
この座組の皆さんと一緒に、
満席のABCホールで
夏枝を生きることができて
とても幸せな毎日でした。
スタッフの皆様、
関係者の皆様、
出演者の皆様、
本当にありがとうございました。
お疲れ様でした。
そして
初めてつか作品に挑戦する機会をくださった、
演出のこぐれさんに心から感謝です。
まだまだ未熟でプレッシャーや
不安に押し潰されそうなときもありました。
熱量ある迫力ある先輩方に圧倒され
付いていくのに必死でした。
だけど悩んでる迷ってる私に、
演出のこぐれさんも、キャストのみなさんも、愛を持って言葉をかけてくださいました。
ディープ山崎と夏枝の
壮大な壮大な愛の物語。
人を愛するということの深さが
どういうことなのかを日々考えていました。
傷つけ愛し痛むこと。
愛しいと想う心。
包み込むこと。
当時を生きた人々が
どれだけ日本を愛し
お国のために生きたかということに
思いを馳せました。
背負うということ、守るということ。
「あなたが山崎を想う気持ちが
世界を変えるんです」
戦争について、愛について、、、
壮大すぎるテーマですが、
演劇でしか伝えられないことがあるはずです。
見てくださったお客様の目には
どのようにうつったのでしょうか。
舞台を見て、
何かを感じていただけたら
心を動かしてもらえたらいいな、と。
そう思っています。
私がお芝居をしつづけたい理由も
そこにあるんだと確信しました。
この1ヶ月間の稽古と本番は、
とても濃く胸に刻まれました。
この座組の一員に入れてもらえたことは
私にとって宝物の日々になりました。
おもしろくて、苦しくて、楽しくて、
最高の時間でした。
8月に、令和となった今年に、
この作品をさせていただけた
巡り合わせに、ご縁に、感謝です。
演劇という刹那を生きる。
舞台は終わりましたが、
これからが新しいスタートだと思い、
歩んでいきます。
今後ともよろしくお願い致します。
たくさんの人に支えていただき、
たくさんの応援をいただき、
舞台の上で生きることができました。
本当にありがとうございました。
アリストテレスは、悲劇の効用はカタルシスだと論じた。
ショウペンハウアーは、苦悩から解放されるひとつの可能性に芸術をあげた。
堀江先生は、どんなカウンセラーよりも良い演劇を見ることがなによりの療養だとおっしゃった。
橘ゆい