11年前に伊那に来て以来、ほぼ3年ごとに信じられない

偶然が起こってきました。まず第1話。


私が結婚して伊那に移り住み当社で働くようになってすぐ

のことです。


先代社長から指示された最初の重要なお使いが、中古住

宅を購入したお客様のリフォーム工事代金の集金に伺う

ことでした。


100万円の現金を受け取るなんてことは生まれて初めて

のことだったので当時は大変緊張していました。


夜お客様のご自宅へ伺い、まずは世間話をしていると、

私の出身地の話になりました。愛知のどこかと聞かれた

ので、知らないと思いますがと前置きし、大まかな場所を

つたえたところ、


「御津ですか?」ときかれびっくり。私の実家は愛知県

宝飯郡御津町(現在は合併して豊川市御津町)という

人口1万ちょっとの田舎町でどう読むのかも普通わから

無いと思います。(ほいぐんみとちょうと読みます)


「良くご存知ですね」というとお客様は「私は名古屋鉄道

に勤めていたものですから」とおっしゃりまたびっくり。

私の父が名鉄の社員だったからです。


「うちの父は○○といいますがもしかしてご存知ですか?」

と聞くとお客様は笑って「やっぱりそうですか。知ってるも何

も私はあなたのお父さんの直属の部下だったんですよ」


「え?!?!」


つづく